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File.16 ジャガイモを考える ー遺伝子組み換えの策動ー

ジャガイモを高温加熱した際に生じる「アクリルアミド」の発がん性が問題になっています。なぜでしょうか。米国で問題になり、それが日本にも波及してきたのです。アクリルアミドは、IARC(国際がん研究機関)によって、発がん物質として正式に認められています。ジャガイモを高温加熱するとそれが生じます。しかし、そこには次の条件があります。

発がん物質が生じやすいのは、冷蔵や冷凍など冷えたところでの貯蔵や保管があります。輸入されるジャガイモや加工食品はより危険だといえます。加えて、120℃以上の高温で揚げたり焼いたりするのを避けて、蒸す・茹でる・煮る分にはまったく問題がありません。日本では、従来大半がこのような調理法で食べられてきました。

なぜ問題になってきたかというと、食のファストフード化です。米国の消費者が摂取するアクリルアミドの大半が、ファストフード店で出るフライドポテトやポテトチップスなのです。日本では国産のジャガイモを家庭で、通常の方法で調理して食べる分には、まったく問題がありません。

ジャガイモには、ほかにもっと大きな問題があります。それが放射線照射、現在、食品に放射線照射が認められているのはジャガイモだけで、芽止めを目的に行われています。放射線をあてますと、突然変異が起きてどのような毒性が生じるか予測がつきません。また、強いガンマ-線を照射するため、誘導放射能が生じジャガイモ自体が放射能化してしまいます。出所の明らかな、国産の有機農業で作られたジャガイモを食べていれば、安全で安心です。

アクリルアミド問題が米国でクローズアップされた背景にはTPPを睨んだ米国政府や多国籍企業の戦略もあります。昨年米国で、加熱してもアクリルアミドができにくい「遺伝子組み換えジャガイモ」の栽培が始まりました。発がん物質を抑えたのだから遺伝子組み換えでも「消費者が受け入れる」と考えて開発してきたものです。この場合、アクリルアミドよりも、遺伝子組み換えによる影響の方が危険だと考えられます。 

(天笠啓祐)
天笠啓祐さん:
環境・食品ジャーナリスト。市民バイオテクノロジー情報室代表。
「遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーン」代表

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