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File.1 分かり難い表示、隠される表示

食品表示の偽装事件が繰り返し起きている。2002年には、BSE 問題に絡んで雪印食品や日本ハムによる牛肉産地の表示偽装事件。2007年には、ミートホープ事件、比内地鶏事件、船場吉兆事件。この時は更に、白い恋人、赤福、崎陽軒など有名メーカーの食品で表示偽装が発覚した。そして2013年には、有名ホテルやデパートのレストランのメニューでの表示偽装。偽装事件は、5~6年間隔でまた発覚するという事態が続いている。このように繰り返されるところに、その根の深さがうかがい知れる。その背景には景気悪化や輸入食品の増大などがあるが、それ以外にも、表示制度の問題や偽装技術の発達がある。

今回は、食品表示の問題点を見てみよう。2013年に問題になったのはレストランなどの外食産業だが、そこは表示の対象外であり、メニューに原産地、食品添加物、遺伝子組み換えの有無などは表示されていない。景品表示法によって、著しい優良誤認を与える表示は禁止されているが、とくに基準があるわけではない。そのため、ホテルは超一流の食材を提供していることを強調することで、高い価格を設定してきた。そのことが事件の温床になっている。

そして食品の偽装表示に消費者は簡単にだまされてしまう。それは、選択する際の基準が表示以外にないからである。更に今の表示制度は、業界に有利にするため消費者に分かり難いものになっている、という問題もある。

例えば、市販のカマボコを見てみよう(右上ラベル)。まず原料は「魚肉」や「たら、いとより」などの魚名が表示されている。それらはほとんどが輸入されたものである。しかし、加工食品の大半は原産地が表示されていない。食品添加物も加工でん粉、調味料、乳化剤、増粘多糖類、香料のように一括で表示されているものが大半で、具体的に何が使われているか分からない。遺伝子組み換え食品の表示も、食用油や醤油などの原料がそうであっても表示されていない。このように消費者はほとんど何も分からないようになっているのだ。

問題はそこにとどまらない。隠されている食品添加物も多い。次回はそれを見ていこう。

※「天笠啓祐の現在 食べ物事情」は月一回掲載していく予定です。
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天笠啓祐さん:
環境・食品ジャーナリスト。市民バイオテクノロジー情報室代表。
「遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーン」代表

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