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2020年『Life』480号 パンの農薬汚染が広がっています


いま、除草剤グリホサート汚染が、世界的に問題になっています。この農薬は、発がん性に加えて、腎臓や肝臓障害をもたらし、妊娠や出産に悪い影響があるからです。米国では被害者による訴訟が広がっています。私たちの食卓に登場する食品で、この農薬汚染がもっとも深刻な食品がパンです。このたび日本消費者連盟が調査したところ、輸入小麦を用いて作ったパンのすべてから、高い濃度でグリホサートが検出されました。

日本では小麦は、通常、秋に種子をまいて春に収穫します。雑草や害虫がほとんどない時期のため、農薬をほとんど使わなくてすみます。パンの原料に用いられる北米産小麦は、春に種子をまいて秋収穫するため、ただでさえ農薬を多く使う時期に育つうえに、プレハーベスト農薬という収穫直前に除草剤を撒き、すべて枯らしてから収穫する新たな使い方が増えたからです。

農水省の分析でも農薬の検出率は、米国産97%、カナダ産100%で、オーストラリア産16%、フランス産13%に比べて高いことが分かります。大手製パン企業は、北米産の強力粉を用いて食パンや菓子パンを作っています。そのため軒並み高い数値でグリホサートが検出されるのです。パンを食べるなら、国産小麦を用いたものか、外国産の場合は有機のものを食べるようにしましょう。

国産小麦使用のパンをどうぞ。

天笠啓祐さん:
環境・食品ジャーナリスト。市民バイオテクノロジー情報室代表。
「遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーン」代表

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