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2023年『Life340号』「そうめんと国内製造表示」

お中元でそうめんの詰め合わせセットが送られてきました。「小豆島そうめん」など有名なブランド名が5種類表示されていました。とても有り難い話なのですが、その表示を見ると、最初に出てくる原料名がすべて「小麦粉(国内製造)」となっていました。この国内製造表示は、輸入小麦を国内で加工したものを意味します。

小麦はいま、国が管理し輸入しています。輸入先は米国・カナダ・オーストラリアに限定しています。製粉協会に尋ねたところ、この3か国の小麦は品質が安定しているからだということです。それでも毎年、少しずつ品質が変わるので、大手製粉メーカーは3か国の小麦のブレンドの割合を変えて、毎年同じ品質の小麦粉ができるようにしているのです。国産小麦や他の国から輸入小麦は、言ってみれば自主的な流通にあたります。

問題は、輸入された小麦であるにもかかわらず、国内製造と表示されると国産と間違える人が多いことです。なぜ輸入小麦が問題かというと、最大の問題は、農薬汚染です。北米の国々では、小麦を収穫しやすいように除草剤を散布して、すべての小麦を枯らしてから収穫する「プレハーベスト農薬」が行われています。そこにグリホサートという発がん性のある危険な農薬が使われているのです。収穫直前ですから、残留量も増えます。国内製造ではなく、国産小麦を用いたそうめんを食べてください。


天笠啓祐さん:
環境・食品ジャーナリスト。市民バイオテクノロジー情報室代表。
「遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーン」代表

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