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2023年『Life060号』細胞培養肉がまもなくやってくる?

もうすぐ細胞培養肉が米国市場で出回ることになりました。最初に出回るのは、鶏の培養肉です。現在、市販されている国はシンガポールだけです。現在すでに日本でも多くの企業が開発を進めており、米国市場で出回ると、この動きが日本に波及することは確実です。

細胞培養肉とは、工場で家畜などの細胞を培養して作り出す、ステーキやすしのネタなどで、別名「細胞農業」と名付けられています。開発企業は、この細胞培養肉は温室効果ガスの発生を削減でき、土地も水の使用量も削減でき、地球環境保護に役立つと強調しています。しかし、多くの問題を持っているのです。ハム1枚15万円といわれる高価格の問題、細胞を培養すると平面で広がり立体構造をとらないこと、そして食品としての安全性です。開発企業はこれらの克服を目指して技術開発を進めてきました。

この細胞培養肉は、食料生産を、大企業による先端技術を用いた工場での生産にとってかわらせる動きのひとつといえます。最大の問題は、生命を操作するバイオテクノロジーに依存する点です。遺伝子や細胞などを操作するため、これまでとは異なる形で地球環境破壊を招く危険性がある食品といえます。
天笠啓祐さん:
環境・食品ジャーナリスト。市民バイオテクノロジー情報室代表。
「遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーン」代表

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