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関西よつ葉連絡会

2021年『Life』490号 深刻な“農薬体内汚染”

深刻な“農薬体内汚染”



農薬に汚染されていない安全なお米や野菜を食べていないと、大変なことになると実感する出来事がありました。

私も参加している市民団体デトックス・プロジェクト・ジャパンが、ネオニコチノイド系農薬の体内汚染の調査を、尿を用いて行いました。私の周りにいる人というと、有機農産物など安全な食べ物を食べている人が大半です。ほとんどの人から検出されないと見ていました。ところが全員から、わずかとはいえ検出されたのです。

検出量が少ないため、すぐに影響が出ることは考えられず、深刻に考える必要はないにしても驚きました。以前、環境省が3歳児の尿の検査を行い、全員から農薬が検出されたと報告していましたが、いまや農薬汚染を避けることができないことが明らかになったのです。ネオニコチノイド系農薬は神経毒性を持ち、アレルギーや脳の発達障害をもたらす可能性がある危険な農薬です。長期にわたり微量といえども摂取し続けることは、将来的に思いがけない悪い影響をもたらすことがありますし、世代を越えて影響が出る可能性もあります。

日本の農業でのこの殺虫剤の使用量は多く、さまざまな食品から摂取する可能性があります。可能な限り有機農業や無農薬の穀物や野菜、果物を食べるようにすることの大事さを改めて感じました。体内に入った農薬は、農薬に汚染されていない食品を摂取することで減少していくことが検証されています。自分や家族を守るため、毎日の食事に気を付けてください。

デトックス・プロジェクト・ジャパンのサイトはこちら



天笠啓祐さん:
環境・食品ジャーナリスト。市民バイオテクノロジー情報室代表。
「遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーン」代表

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