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2018年『life』460号 “農薬”なのに“食品添加物”!?

“農薬”なのに“食品添加物”!?


農薬は、殺虫剤、殺菌剤、殺草剤(除草剤)であり、「殺」という文字が用いられている化学物質です。その化学物質の中に、食品添加物(!)として認められているものがあります。それはOPP(オルトフェニルフェノール)、TBZ(チアベンダゾール)、イマザリル、ピペロニルプトキシドなどです。いずれも輸入される果実に用いられており、特にかんきつ類によく用いられています。

米国などから果実が運ばれる際に、長距離輸送のため何もしなければ腐ったり、カビが生えたり、虫が湧いたりします。それを防ぐために用いられているのです。柑橘類に使用する際に、主にワックスに混ぜて表皮に塗られており、溶液につけたりスプレーして塗られています。輸入グレープフルーツやレモンなどの表面が光っていますが、それがこれらの農薬です。このような農薬を、ポストハーベスト農薬(収穫後使用農薬)ともいいます。

これらの食品添加物は、いずれも農薬であり、毒性が強いものばかりです。急性毒性が強いため1日の許容摂取量が決められています。わずかの摂取でも毎日繰り返すと、大変危険で、肝臓障害、発がん性、赤ちゃんへの影響などが指摘されています。もちろん摂取をし過ぎますと、命にかかわります。

日本では、果物のまわりに農薬を塗ることは、法律で禁止されているため、本来は、このような行為は違法になります。しかし、日本政府は米国政府の強い圧力に屈し、貿易を優先するために、わざわざ食品添加物として扱うことで輸入を承認しました。果物の表面に塗った農薬は内部に侵入してきます。農薬を使っていない国産の穀物・果物を食べるようにしましょう。
天笠啓祐さん:
環境・食品ジャーナリスト。市民バイオテクノロジー情報室代表。
「遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーン」代表

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