2018年『life』420号 “合成甘味料”は避けましょう

合成保存料と合成甘味料に発がん性などが疑われるなど危険な添加物が多いのは、以前と変わりません。しかし、合成保存料の使用頻度が少なくなっているのに対して、
合成甘味料はカロリー減をもたらすなど、ダイエット・ブームを反映して、種類・量ともに増え続けています。食品添加物の使用量全体の4分の1近くを占め、最も多く使用されている添加物です。二番目に使用量の多い調味料を加えると、ほぼ半数に達し、味覚に関する添加物が多く使われ、加工食品がますます人工的な味で作られるようになりました。
現在使用されている主な合成甘味料は、
サッカリン、アスパルテーム、ネオテーム、スクラロース、アセスルファムKです。これら合成甘味料はすべて危険度が高いといっても過言ではありません。これらの中で
発がん性が疑われているのがアスパルテーム、ネオテーム、サッカリンです。ではスクラロースやアセスルファムKはどうでしょうか。これらは難消化性でカロリーゼロです。ということは分解されず、体内をめぐり、主に尿と一緒に排出されます。それは
肝臓や腎臓への負担を大きくします。同時に
下痢を引き起こしやすくします。同時に、体は甘いものを摂取しますので、脳や膵臓などが反応し、血糖値を下げたり、インシュリンの分泌などを促進します。糖尿病や予備軍の方は気を付けなければいけません。
しかも、これらの甘味料は味を良くするために複数のものが一緒に使われます。よくあるのが、アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムKを一緒に用いるケースです。最悪の組み合わせといっても過言ではありません。
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- 天笠啓祐さん:
- 環境・食品ジャーナリスト。市民バイオテクノロジー情報室代表。
「遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーン」代表