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2018年『life』310号 日焼け止めクリームを塗る前に

日焼け止めクリームを塗る前に


紫外線が強い季節になりました。それを防止する日焼け止めクリームの選択を誤ると、健康に良いと思っていたのに、悪い影響をもたらしますので、気を付けてください。日焼け止めクリームには、SPFやPAという文字があり、効果が数値などで示されていますが、その数値が徐々に大きくなる傾向にあります。

例えばSPF 値は、肌が日焼けで赤くなるのを遅らせる効果を示します。通常は20分程度で赤くなり始めるので、これを「SPF1」とします。なので「SPF50」では、20分×50=1000分(16時間強)になります。まず、そんなに効果を長続きさせる必要があるのかという疑問があります。この数値は、1cm²あたり2mgという大量に塗ることを前提にしています。しかも長時間効果を維持するためには、紫外線防止剤を長時間とどめておくことが必要です。そのために、合成界面活性剤に加えて保存料などの添加剤を多く用います

紫外線防止剤としては、さまざまな化学物質が多く用いられており、最近よく使われているのがメトキシケイヒ酸エチルヘキシンです。また、ベンゾフェノン系の化学物質も相変わらずよく使われています。これらの化学物質はEUではホルモンをかく乱する物質(環境ホルモン)にリストアップされており、たいへん有害です。加えて保存料に、パラベンも多く用いられています。パラベンもまた、EUが環境ホルモンのリストに追加したものです。このような物質が長時間にわたり皮膚に塗られたままで、界面活性剤により体内に浸透しやすいですから、体にいいわけがありません。皮膚から吸収された化学物質が肝臓で分解されるのは、体内を循環した最後であり、大変影響が大きくなります。選び方に注意してください。

市販の日焼け止め(SPF50+ PA++++)の成分

成分:ジメチコン、水、エタノ-ル、酸化亜船、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ポリメタクリル酸メチル、 ミリスチン酸イソプロピル、タルク、イソドデ力ン、オクトクリレン、ポリブチレングリコール/PPG-9/1 コポリマー、トリメチルシロキシケイ酸、PEG -9 ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ジエチルアミノヒドロキシペンゾイル安息香酸へキシル、酸化チタン、グリセリン、セバシン酸ジイソプロピル、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、パルミチン酸デキストリン、キシリトール、ビスエチルへキシルオキシフェノ一ルメトキシフェ二ルトリアジン、PEG/PPG-14/7 ジメチルエーテル、塩化Na、アスコルピルエチル、グリチルリチン酸2K、トウキ根エキス、ワイルドタイムエキス、力二ナバラ果実エキス、 ヒアルロン酸Na、ウコンエキス、イソステアリン酸、水酸化AI、トリエトキシカプリリルシラン、ジステアルジモニウムヘクトライト、ステアリン酸、ハイドロゲンジメチコン、ジステアリルジモニウムクロリド、EDTA -3Na、BG、BHT、ピロ亜硫酸Na、香料
天笠啓祐さん:
環境・食品ジャーナリスト。市民バイオテクノロジー情報室代表。
「遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーン」代表

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