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2018年『life』100号 遺伝子組み換え鮭がやってくる②


前回に続き、遺伝子組み換え鮭の話です。なぜ2倍のスピードで成長する遺伝子組み換え鮭が登場したのでしょうか。その背景には、漁業が養殖の時代になり“受精卵”を制するものが世界の魚の市場を支配し始めたからです。受精卵は、作物でいう種子の役割を果たしています。作物の世界では、種子を制する者が作物を制する時代になりました。開発企業のねらいは、付加価値をつけた受精卵で世界の市場を制そうというのです。

しかし、遺伝子組み換え鮭をめぐって世界中の科学者から、環境への影響食の安全で懸念の声が相次いでいます。鮭は体重が野生の鮭の最大25倍になります。巨体ですので小魚をたくさん食べます。性格も悪くどう猛な上に、生殖機能が弱く子孫を残せません。そのため、もし環境中に逃げ出し野生種と交雑すると、野生種を絶滅させるなど生態系に大きな影響が出ます。しかも環境中の有害物質の蓄積が早く、この鮭を食べることで有害物質を摂取したり蓄積させてしまう恐れがあります。成長ホルモンの濃度も高いことから、がん細胞を刺激しやすいことも指摘されています。

今後、日本を含めた世界中への売り込みが予想されます。日本の鮭の自給率は約20%と低く、輸入の半数以上をチリ産の養殖に依存しています。そのチリ産の養殖場に用いられる受精卵に、遺伝子組み換え鮭が入ってくる可能性が強まっています。漁業でも地産地消を目指し、天然の鮭を守ることが大事です。
  1. < 手前が通常の鮭、後方が遺伝子組み換え鮭(米紙より)
天笠啓祐さん:
環境・食品ジャーナリスト。市民バイオテクノロジー情報室代表。
「遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーン」代表

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