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2017年『life』370号 虫よけプレートの何が問題?

虫よけプレートの何が問題? 玄関先 アウトドア ベランダ


 
最近、吊るすタイプの虫よけプレートが広がっています。蚊やハエが侵入しないということなのですが、効果はあるのでしょうか。安全面で問題はないのでしょうか。以前虫よけプレートには、効果の弱い「ディート」という忌避剤が使われていました。しかも風通しの良いところに吊るすので、効果がありませんでした。そのため、消費者庁が2015年2月20日、製造企業に対して、景品表示法違反であるとして、再発防止などを求めて措置命令を出しました。それを受けてメーカーは、ディートを止め、殺虫剤の合成ピレスロイドに変更しました。また扱いもそれまでの雑品から、効果を売り物にした医薬部外品に変更しました。

これにより効果は増幅しましたが、合成ピレスロイドという毒性の強い農薬が使われるようになり、問題は悪化しました。この殺虫剤は蚊取り線香で一般的に用いられている農薬ですが、農業にもよく使われており、環境省の調査で検査した3歳児のすべての尿から検出されています。ピレスロイドというのは除虫菊の殺虫成分です。以前は蚊取り線香というと、除虫菊そのものが用いられていましたが、現在はほとんどが合成ピレスロイドに置き換えられてしまいました。自然のものと化学合成したものでは、毒性がまったく違います。

この合成ピレスロイドは、毒性が強く、昆虫の神経を侵して殺しますが、その神経毒性は人間にも共通に作用します。しかもホルモンをかく乱する作用もあることが分かっています。ホルモンは体のバランスをとり、機能を維持している大切な仕組みです。そのためホルモンがかく乱されますと、さまざまな健康障害の原因になります。

もし、虫よけを行いたいのであれば、蚊などの侵入口に近い風通しが良くないところに、自然の除虫菊から作った蚊取り線香を利用すると効果があります。我が家ではそのように行っています。自然のものは、合成のものと違い、虫を殺す効果はありません。しかし、人に優しく、蚊なども寄ってこなくなります。


天笠啓祐さん:
環境・食品ジャーナリスト。市民バイオテクノロジー情報室代表。
「遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーン」代表

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