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2017年『life』320号 香害が広がる

「香料」としか表示されない成分の実態/自然の香りを楽しみましょう


 
最近、香料の用途先が増え続けていますが、香りも強まり、「香害」という言葉さえ登場しています。香料の用途は広く、香水、薫香、化粧品、石鹸、洗剤、歯磨き、口腔剤、医薬品、浴剤、お菓子、清涼飲料、酒類、加工食品、エアゾル製品、殺虫剤、防臭剤、塗料、接着剤、ゴム・ビニール製品、皮革、印刷インク、都市ガス・LPGガスなど多数にのぼり、中には嫌なにおいをつけて警告を発するものも含まれています。

香料は、さまざまな化学物質や天然物質を組み合わせて作られます。化学合成香料+天然香料は、全部で約4000種類あり、合成香料が大半を占めています。そして香料での国の規制は、指定された物質以外は使用してはいけない、というだけのものです。ところが、国が使ってもよいとした化学物質の中に有害物質が多数含まれています。世界保健機関が危険と評価した190種類の物質が含まれ国際がん研究機関が発がん物質と評価した物質が7物質も含まれ、EUは26物質にアレルギー表示を求めています。香りを合成する組み合わせは企業秘密になっており、どんな物質がどの程度使用されているかは、消費者は知るすべがありません。

有害物質の代表例ですが、アセトン、塩化ベンジル、ベンゼン、アセトアルデヒド、ホルムアルデヒドといった、溶剤に多いのが特徴です。有害な香り成分の代表例に、合成ムスク(じゃ香の香気成分)があります。エチルベンゼンから合成したもので、中には環境ホルモン作用神経毒性をもつものがあります。リモネン(柑橘)、リナロール(スズラン)、クマリン(桜の葉)、シトロネロール(バラ)といった、自然のものを化学合成した香料も、発がん性やアレルギーを引き起こすことが知られています。

また、香りはすぐに消えてしまうと役に立ちません。そのため徐放剤が用いられています。合成洗剤の柔軟剤に用いられる徐放剤のイソシアネートは、ホルムアルデヒドより毒性が強いことで有名です。いまの香りは作られたものです。強い香りは有害だと認識して、自然の香りを楽しむようにしましょう。


天笠啓祐さん:
環境・食品ジャーナリスト。市民バイオテクノロジー情報室代表。
「遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーン」代表

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