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2022年『Life』420号 代替肉・培養肉・昆虫食

代替肉・培養肉・昆虫食



いま、フードテックと呼ばれる新しい食べものが出回り始めました。代替肉、培養肉、昆虫食で、政府が食のイノベーションという位置づけで推進し、大手食品企業も積極的に開発に乗り出しており、このまま行くと私たちの食卓に登場するものが様変わりしそうです。しかし、安全といえるものなのでしょうか。
 
代替肉ではすでに、食肉の代わりに植物を用いる「大豆ミート」が開発され、店頭に多くの商品が並んでいます。従来の精進料理やベジタリアンなどのための食品とは異なり、食品産業による量産化されたものがほとんどです。そのため食品添加物が多種類使われているものが多く、すでにゲノム編集などを用いた食品開発へ向かっています。

培養肉は、工場で細胞を培養して作り出すステーキやすしのネタなどです。現在は、培養にかかるコストが高いことがネックになっていますが、徐々に克服されつつあります。培地に用いる成分の問題に加え、単純に筋肉細胞を培養しただけでは美味しくなく、多種類の細胞を用い、血液成分のような添加物が必要で、それらの面で安全性に疑問が生じます。

昆虫食はコオロギやバッタなどを量産化し、粉末にして食品に用いるものです。食経験がない昆虫やゲノム編集を用いた昆虫も次々に開発されており、安全性に懸念があります。また昆虫は高蛋白であるため、アレルギーの恐れもあります。このようにフードテックは、とてもまともな食べものとは言えません。

天笠啓祐さん:
環境・食品ジャーナリスト。市民バイオテクノロジー情報室代表。
「遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーン」代表

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