よつばつうしん
2016年10月号(No.067)
うまい話まずい話	やさい村	河合左千夫
(その22)電力会社が400年も管理するんだって

9月1日の朝日新聞に「廃炉後制御棒 地下70メートル埋設 電力会社400年国10万年管理 規制委決定」という記事がありました。電力会社が管理する期間を「数万年とするのは現実的ではないので300〜400年間とした」そうです。
 真田幸村が大阪夏の陣で大活躍したのがちょうど400年前の1615年です。現在の長堀通りがかつての大坂城の外堀で、とんでもない大きな城だったのですが、これを埋められてしまい、内堀の一部も埋められ、丸裸にされた城に籠っても仕方ないと作った出城が真田丸で四天王寺の西、茶臼山の北あたりです。ここから打って出て家康の本陣にまで迫り、家康が本陣を捨てて逃げたほどです。これが現在の真田山です。
 電力会社が400年間管理するのは「現実的」なんでしょうか。
 夏の陣から15年さかのぼった1600年に関ヶ原の戦いがありましたが、ちょうど同じ年にイギリスはインドを植民地支配するために「東インド会社」を設立しました。これが世界で最初の株式会社です。カリブ海でスペイン船を襲って財宝を横取りした海賊たちが投資して作られました。また民間会社が植民地支配するというやり方を後の日本が真似をしたのが満州鉄道株式会社です。コロンブスがインドと間違えたあたり、ジャマイカやキューバなどを西インド諸島と呼ぶようにしたため、本来のインドをわざわざ東インドと呼ぶようになりました。この会社はインドの綿織物の職人たちの指を切って落としてまわって綿織物をできなくさせておいて、綿花を買い集めて自国へ持って帰って綿織物にしてインドに売りつけるという悪どいことをしました。ガンジーが独立運動の時に常に持ち歩いていた糸車にはインド人の怨念がこめられています。
 世界で最初の株式会社は415年後の現在では姿も形もありません。日本の電力会社は全て株式会社です。
 その後、国が10万年管理するそうですが、10万年後に国があるのだろうか。人類が最初に農耕を初めたのが1万年前でそれから3千年ほどして4大文明が形成されました。その頃、国や文字が生まれました。プルトニウムの半減期が2万4千年で、10万年でようやく放射能が16分の1になって安全レベルになるので、「10万年」という数字が出てくるのですが、そもそもこんなものを作り出した事が間違ってますし、もうこれ以上絶対に作ってはいけません。
 それなのに今度は伊方原発で毎日せっせとプルトニウムを作り出しています。


沖縄たより
 基地の島からI
ウチナー(沖縄)旧盆記
伊豆味果樹生産組合  上原 幸安  



夏真っ盛りの8月、私にとってタンカンの収穫に次ぐ大仕事がありました。沖縄では仏壇にチャーギ(イヌマキ)を供える慣わしがあります。日ごろから旧暦の1日と15日に花瓶のチャーギを入れ替えて手を合わせます。私も5年ほど前からチャーギの栽培を始めていますが、8月はお盆需要で出荷に大わらわでした。
 沖縄のお盆は、一般的に旧暦の7月13日から15日に行われる旧盆です。今年は8月15日から17日までで、初日に先祖の霊をお迎えして(ウンケー)、最終日はお送り(ウークイ)の行事をします。以前は全国どこでもお盆は旧暦の7月でしたが、明治の改暦で新暦の7月に改められました。しかし農繁期と重なることもあって今のように地域によって新暦の7月、8月、そして旧暦の7月の3パターンになったようです。
 沖縄のお盆に欠かせないのが本土の盆踊りに当たる「エイサー」です。先祖をお送りするウークイの夜、各地区の若者たちが歌と囃子に合わせて踊りながら集落を練り歩き、先祖の霊を供養するとともに、家々の無病息災、家内安全を祈願します。もともとは手踊りのみでしたが、時代とともに大仕掛けになり、現在は旗頭を先頭に太鼓、小太鼓、男女の踊り、三線と続き、チョンダラー(京太郎)と呼ばれる道化役も登場します。私の地元では今も、昔ながらの手踊りが継承されています。
 エイサーの由来については諸説あるようですが、琉球王国時代の17世紀初め浄土宗が伝わった際、葬儀や法事でニンプチャー(念仏者)が念仏歌を歌って霊を供養したのが原型といわれています。沖縄で旧盆明けに各地の団体が参加して開かれる「沖縄全島エイサーまつり」は圧巻です。
 7月から9月にかけては全国各地でも勇壮なエイサーが繰り広げられます。中でも東京新宿駅前の「新宿エイサーまつり」は、100万人を超える観客で賑わい、東京杉並区の高円寺で行われる「阿波踊り」と並ぶ夏の風物詩になっています。皆さんの近くでも太鼓の響きが聞こえましたら、ぜひ、パワフルな踊りを楽しんでみてください。



編集委員からの一言


  今年は猛暑でしたが雨もよく降りました。そのため自社で所有している畑や自社の敷地内も雑草が生い茂り、少し涼しくなったのを見計らって雑草刈りをしました。
 そんな中、畑でチクチクと2カ所痛みを感じたと思ったら蜂に刺されていました。足長蜂の巣のあたりを刈っていたようです。幸い服の上から刺されたため少し腫れる程度ですみました。後日会員さんにその話をしたら足長蜂は自分からは絶対に襲わないよと聞きました。相手が自分たちの巣に近づいて来た時に一度警告してきて、さらに来た時に攻撃をかけるそうです。
 そういえば一度刺された後もう一度その場所に近づいたら、ふらっと蜂が何匹か近づいて来て、後ろに下がるとどこかに行きました。一度目に刺された時、たぶん自分は警告に気付かずに巣に近づいたんだと思います。勝手な解釈ですが、蜂もやむを得ずに巣を守るためであってたぶん本当は刺したくなかったんだろうなと思います。ふと自分たち人間はどうなんだろうなと思いました。

(奈良産直・米田 寛)

 

INFORMATION
9月〜11月
●秋のおともだち紹介キャンペーン
ご紹介くださった方にはよつ葉の定番アイテムをプレゼント。詳しくは別チラシをご覧ください。
お問い合わせ:各配送センター
10/23(日) 13:30〜15:30
●第222回 住まいの勉強室
 『住まいの害虫対策を科学的に考える』
場所:高槻市立総合市民交流センター
講師:水谷隆明
予約連絡先:072-671-2284(井上)
10/8(土)〜
●●生誕100年
 映画監督・加藤泰の仕事
シネ・ヌーヴォ 06-6582-1416
http://www.cinenouveau.com/

11/6(日) 14:00〜16:00
●「よつばの学校」公開講座
 発酵食品と私たちの生活、
 食卓〜日本酒編
場所:ハービスENT
講師:寺田優さん(寺田本家第23代当主)
お問い合わせ:072-630-5610

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