よつばつうしん
2016年4月号(No.061)
うまい話まずい話	やさい村	河合左千夫
(その16)関電不買運動のススメC 横暴な独占企業に一矢でも

「1基しかない原発なら、対応は楽だった。3基同時に対応しないといけないのはかなり厳しかった」。福島第一原発の事故当時に1〜4号機を統括するユニット所長として吉田所長を補佐した東電の福良昌敏さんが朝日新聞の最近のインタビューに答えています。検査のために停止中だった4号機も水素爆発を起こし建屋上部にある燃料プールが危ない状態になったことを考えると3基ばかりか4基も同時に対応することが迫られました。
 今となっては「厳しかった」ですんでいますが、いくつもの「偶然」と、なぜそうなったかはわからない(今でもわかっていない)「奇跡」によって、東日本壊滅を免れました。「東日本壊滅」というのは吉田所長が政府の事故調査委員会に対して語っている言葉です。
 福良さんは、現在は東電の原子力立地本部副部長という要職(だと思うのですが)についておられる方ですから、発言は重たい。5年前の事故の教訓として、福島のように4基も原発を抱えることが、事故が起きた時に4倍どころか10倍にも20倍にも危険がふくらんでいくということです。
 これまでの世界の原発での大きな事故は、アメリカのスリーマイル島原発事故とソ連(現在はウクライナ)のチェルノブイリ原発事故です。スリーマイルは1基だけ、チェルノブイリは2基だけ(それぞれが独立で運転)です。スリーマイルはなんとか炉心溶融を免れました。1基しかなかったことが幸いしました。
 にもかかわらず、川内原発も高浜原発もわざわざ2基も再稼働させましたし、させようとしています。これは何なのでしょう。毒をくらわば皿までなのか、次に事故が起きたら日本は終わりなんだからどうにでもなれなのか。ついこの前の事故の、誰が見ても明らかな教訓すら守ろうとしません。
 考えれば考えるほど腹が立ちます。と言うか、ひどくバカにされている思いです。
 こんな会社の電気は使いたくない。
 関電は地域独占で肥え太り、政府と2人3脚で原発を作って、「政商」として肥え太ってきた巨大企業です。これに対し、独自の発電所をもって競争しようとしている大阪ガスは、あくまでもチャレンジャーです。でも、競合する企業があってはじめて、「関電不買」ができます。


沖縄たより
 基地の島からC
タンカン奮戦記
伊豆味果樹生産組合  上原 幸安


突然、黄金色に広がる新潟の米どころで「今年は出荷停止」、枝もたわわに実った青森のリンゴ産地で「収穫後に廃棄処分」―。
 いささか刺激的な例えになってしまいましたが、鹿児島県の奄美大島では、このようなことが実際に起きているのです。柑橘類の大敵、ミカンコミバエの発生で、去年の暮れから今年にかけて収穫期を迎えた、特産のポンカンとタンカンが島外への出荷禁止となり廃棄処分されました。
 ミカンコミバエは、ミカンなどの柑橘類やグァバ、マンゴー、トマトなどの果菜類の果肉を食べて成長するため、被害を受けた柑橘類は食べられなくなります。
 このためミカンコミバエが生息する沖縄県や奄美などの南西諸島では、オスを誘き寄せて駆除することによって子孫を減らしていく方法で、息の長い防除作戦が展開されました。その結果、奄美諸島では1980年に、沖縄県では1986年にそれぞれ根絶に成功しました。
 …しかし、去年暮れに奄美大島の5つの市町村で35年ぶりにミカンコミバエが確認され再侵入してしまっていることがわかりました。
 幼虫は果実に寄生するため発生源を絶つためには地中に埋めてしまうのが最も効果的とされています。廃棄処分の柑橘類は県が買い上げるとはいえ、農家の落胆ぶりは同じ生産者として痛いほどわかります。
 沖縄県内では今のところ、ミカンコミバエは見つかっていませんが、防除体制や駆除が及ばない広大な軍事基地を抱えている特異な状況もあって一時も気を抜くことはできません。
 沖縄県の今期のタンカンは、甘みと色付きが増す冬場は夏日続き、逆に日照りが欲しい年明けには長雨に見舞われて出荷時期が大幅に遅れてしまいました。
 ご愛顧いただいている「関西よつ葉連絡会」の皆さんにもご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
 気まぐれな気候とミカンコミバエの脅威に翻弄されながら…でも、オンリーワンの美味を恵んでくれる故郷の自然に感謝しつつ来季に向け剪定作業に汗を流しています。



編集委員からの一言


 食肉業界の業界紙「食肉通信」によると、昨年のハム・ソーセージの年間生産量が前年を0.7%下回ったそうです。原因はWHOの研究機関による例の発表の影響が大きいとしています。
 その根拠に発表までは順調に生産量は前年を上回り、発表後の11月、12月の生産量が11%減と激減していることを挙げています。そして今年は早期にこの風評被害を吹き飛ばし、再び増加基調に戻すことが求められる。と結んでいます。
 発表直後から業界はこぞって発表そのものの科学的根拠の乏しさを訴え、ひたすら安心・安全性を強調してはいますが、こちらも科学的根拠という点では乏しいし、マスコミも情報には注意が必要と言うだけで「発がん性」が有るのか無いのかについては言及を避ける。
 はたして業界の言うように風評被害と片付けて良いものなのか、そこには食肉業界とWHOとの間にある「不都合な真実」が見え隠れしていて、巨大な力の影を感じています。

(ハム工場・佐藤雄一)

 

INFORMATION
3月〜5月
● 春のおともだち紹介キャンペーン
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お問い合わせ :各配送センター 
3/19(土)〜 公開中
● 映画『断食芸人』公開記念 
  足立正生についての特集上映(仮題)
シネ・ヌーヴォ 06-6582-1416 http://www.cinenouveau.com/
4/17(日)13:30〜15:30
● 第216回 住まいの勉強室
 『電力販売の自由化…ゆっくり決めよう』

場所:貸教室(ハートコーヒーの2階)
解説:仲野さん(大ガス)
予約連絡先:072-671-2284(井上)

5/4(水・休) 14:00〜
● 戦争法は廃止!
  憲法改悪を許さない1000人集会

場所:いたみホール
講演:落合恵子さん・保坂展人さん
主催:5.4憲法1000人集会実行委員会


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