よつばつうしん
2016年3月号(No.060)
うまい話まずい話	やさい村	河合左千夫
(その15)関電不買運動のススメB
こんな会社が作ったモノを買いたくない

関西電力は1月29日、高浜原発3号機を再稼働させました。同社の原発部門の統括責任者は「福島のような事故を二度と起こさないという強い決意のもと、安全に対する取り組みは終わりないと肝に銘じ、安全の向上を推進する」と語ったそうです(1月30日朝日)。福島原発の事故原因は現在でも明確になっておらず、そんな状態でどうやって「二度と起こさない」ことができるのでしょう。高浜原発は昨年4月に福井地裁で再稼働の禁止の仮処分が出ています。この決定を下した裁判官は家裁へ回されて離婚調停などの担当をし、他の判事が関電による異議申立を12月24日に受理しました。これを予測したようにその3日前には関電の八木誠社長は福井県の西川一誠知事を訪ね、翌日に「地元同意」を得ました。
 かつて、若狭と越前は別の国でした。若狭は中国や朝鮮半島からの玄関口で、京都との結びつきの強い地域でした。しかも、若狭から近江や京都にかけてはあまり高い山がないのに対して、若狭と越前の間には大きな山がそびえています。福井市は越前の側にあって、もし若狭湾の原発が事故を起こしてもほとんど被害を受けません。福井県知事に「地元合意」を与える資格があるのでしょうか。
 その一方、かつての滋賀県知事の嘉田さんが「被害地元」と言ったように、もし若狭湾の原発が事故を起こしたならば、滋賀県は大変な被害を受けます。若狭湾から伊勢湾にかけて日本列島は一番細くくびれていて、しかも1000mをこす山もないので風が吹きさらしで、放射能も運ばれます。愛知県の名古屋あたりも「被害地元」です。また、琵琶湖に放射能が降り注げば、近畿の水ガメが汚染されるわけですから、京阪神全てが「被害地元」と言えます。にもかかわらず関電は滋賀県知事にも、京都府知事にも「地元同意」を求めませんでした。
 この欄で関電不買運動を呼びかけたところ、たくさんの賛同をいただいています。関電は全く反省していないし、ものすごく傲慢に見えます。不買運動の原因は「こんな会社は許せない、ここが作ったモノは使わない」だと思います。何度も書きますが、森永のチョコレートを拒否したのは、まずいからでも高いからでもありません。ヒ素ミルク中毒事件を起こしながら責任をとろうとしない森永に対して、「こんな会社が作ったモノを食べてなるものか」という気持ちでした。


沖縄たより
 基地の島からB
5面「おたより」もお読みください
癒しの森の桜まつり
伊豆味果樹生産組合  上原 幸安  


私の地元、沖縄県本部町では、ことしも1月から2月にかけて全国で最も早い「桜まつり」が開かれました。
 沖縄本島では2番目に高い標高453メートルの八重岳には、約4キロにわたり7000本のヒカンザクラ(緋寒桜)が植えられています。県内外から訪れた大勢の家族連れなどが、桜並木を散策しながら、濃いピンク色の花の彩りと香りを楽しんでいました。
 この冬は、沖縄本島で初めて、みぞれが観測されるなど記録的な寒波に見舞われました。しかし、桜の開花にはさほどの影響はなく、旬を迎えた特産のタンカンは冷え込みでぐっと甘みと色づきが増し、コクのある味覚をお届けすることができました。
 今回は、桜まつりのキャッチフレーズ日本一早咲き∞ひとあし、お咲きに≠フとおり、春の気分をお伝えしようと思いましたが、春爛漫とは真逆の戦争の爪痕にも触れなければなりません。
 実は、この桜の名所は悲惨な沖縄戦の結果、生まれたものです。
 1945年4月に沖縄本島中部に上陸した米軍は、八重岳を中心にした旧日本軍の拠点を攻撃して激戦となり、日本軍は多くの犠牲者を出して撤退しました。この戦いには、沖縄県立第三中学校(現名護高校)の生徒も通信業務や鉄血勤皇隊として駆り出されました。
 桜並木の途中には犠牲となった生徒たちの鎮魂碑「三中学徒之碑」があります。旧日本軍の慰霊の塔と、拠点となった壕の跡もあります。さらに、近くには「八重岳野戦病院跡」もあり、ここでは日本軍の撤退後、約300人の負傷兵が置き去りにされ、凄惨極まりない最期を遂げました。
 戦後、八重岳の頂上には米軍の電波通信施設がありましたが、1963年に郷土の荒廃と荒んだ人の心を癒すため、本部町が米軍の補助を受けて、入口から頂上まで桜を植えたのが始まりです。地元の人たちの協力もあって、木は年々増えて次第に桜の名所として親しまれるようになりました。
 無残な山から癒しの森に生まれ変わった八重岳の桜まつりは、今年で38回目を迎えました。



編集委員からの一言


 最近、女子会によく出かけるようになりました。高校時代の友達で40年ぶりの再会になり、過去の思い出話から現在の悩み事まで、喋りだしたら止まることを知らず、青春時代に戻ったような楽しい時間を過ごしています。
 さてそんな私ですが、普段は車通勤なので電車には乗りません。が、その女子会で梅田に行くことが多くなり、電車に乗る機会が増えました。ふと車中でまわりを見渡すと、寝ている人が数人いる他、後の人は全員スマホに夢中です。皆うつむいてスマホをいじっている人の多さにあらためて驚きました。
 たしかにスマホは便利です。どこでも調べものができ、すぐに情報が入ります。ラインでのやりとりは早いし、ナビ機能もついているし、暇つぶしにゲームもできます。私も普段使っていますが、電車の中のあまりにも異様な光景にビックリしたのでした。
 昔は携帯など存在しなくて、電車の中では新聞や本を読む人が多かったものです。私も通学時、本を読むのが楽しみで、今振り返ると時間がゆったりと流れていたように思います。何かとあの頃はよかったなーと思う今日この頃です。

(よつば農産・笹川)

 

INFORMATION
3月〜5月
●春のおともだち紹介キャンペーン
ご紹介くださった方によつ葉の定番アイテムをプレゼント。
詳しくは別チラシをご覧ください。
お問い合わせ :各配送センターまで
3/16(水) 10:00〜13:00
●第215回 住まいの勉強室
 『薬膳…食べて元気・食べてキレイ』
場所:いのうえキッチン(井上建築工房事務所内) 講師:中谷美穂さん(養生料理教室いちか)
連絡先:072-671-2284(井上)
3/12(土)13:30〜
●バイバイ原発3.12きょうと
場所:円山公園 集会後デモ


3/19(土)〜
●映画『断食芸人』公開記念

足立正生についての特集上映(仮題)
シネ・ヌーヴォ 06-6582-1416
http://www.cinenouveau.com/
3/13(日)13:00〜
●さよなら原発関西アクション
場所:大阪市中央公会堂 集会後デモ

ページトップへ