よつばつうしん
2016年2月号(No.059)
うまい話まずい話	やさい村	河合左千夫
(その14)原発の電気は使いません 関電不買運動のススメ(その2)

先月のこの欄を読んで「私も関電不買をするわ」と配達先の会員さんから声をかけられました。いつもはお会いすることはないのですが、その日はわざわざ待ち受けていてくれて、ひとしきりその話になりました。うれしかったです。きっと関電不買運動の輪は広がります。
 朝日新聞の1月8日朝刊に「電気代、どこがお得?」と題して電力自由化についての記事がありました。大阪ガスは都市ガスとのセット契約と2年契約とを組み合わせれば関電よりも5%安くなるそうです。大阪の港区の我が家は都市ガスを使ってますからこの料金が適用されます。神戸の西区の片田舎にあるやさい村の事務所はプロパンですからセット割引にはなりませんが、大阪ガスに切り替えます。関電はイヤですし、原発にいじめられてきた大阪ガスを応援したい気持ちもあります。
 一方、これに対し関電は「高浜原発3、4号機が再稼働すれば春以降に値下げする」そうで、まるで原発再稼働が消費者のためのような言い方をしています。しかし、原発を動かすために政府は地元にカネをばらまいています。もしこれを関電が負担しなければならないとしたら、原発は決して安い電力ではありません。セブンイレブンは全国のチェーン店の電気を安い東京電力に切り換えるそうですが、福島原発事故の賠償を政府が肩代わりしている、つまり私たちが税金で負担しているから東電は安いのであって、何かバカらしくなります。
 もうひとつ。ケイ・オプティコムという光ファイバーの通信会社があって、パソコンを家で使っている人は(ほとんどそうなのかな)、利用している方は多いだろうと思うのですが、ここもセット割引で電気を売ってくれるそうです。でも、これは関電の子会社ですから、ここを利用するのは結局、関電を使い続けるのと同じことです。
 うちのカミさんは、森永不買運動からマクドナルド不買まで徹底していました。子どもたちにとってハンバーガーは禁断の食べものでした。それを、カミさんが遅番でボクが子どもたちの面倒を見る時、当時働いていた売れない新聞の事務所に連れて行く際に、環状線の天満駅前のマクドナルドでみんなでハンバーガーを買って食べました。言わば、ボクは不買運動としては軟弱で、しかも子どもたちの点数稼ぎをするという、二重のズルをやったわけです。子どもたちは次の日にカミさんから聞かれると「昨日はお父さんとサンドイッチを食べた」と答えていたそうで、言われてみれば、あれはサンドイッチに違いありません。不買運動は、この会社のものは使いたくない、という気持ちが一番大事です。


沖縄たより
 基地の島からA
オール沖縄会議
伊豆味果樹生産組合  上原 幸安


この冬の沖縄は、日中の最高気温が25度を超える夏日も珍しくない。みかんの収穫が始まった生産農家にとってはちょっと頭の痛い気候だ。みかんは冬場の冷え込みで一気に甘味を増しながら色づくのだが、沖縄本島北部のみかんどころ本部町でも特産のいずみ紅の成熟が遅く、注文に対応できない状態だ。最も人気の高いタンカンの出荷も間もなく始まり、私たち生産農家は超繁忙期を迎える。
 冬の陽気に呼応するわけではないが、辺野古の新基地建設問題も一層怒りの熱気を帯びてきた。新基地の建設に反対する「島ぐるみ会議」は、各市町村にも結成されて活発な市民運動が展開されているが、昨年末に私の住む町でも「翁長知事を支える」町民大会が開かれた。   
 大会では、基地の重圧に苦しむ現状を次世代に残すことはできないとして米軍普天間飛行場の県内移設断念を、あくまで要求していくことが確認された。この「島ぐるみ会議」をはじめ、新基地建設を許さない政党や市民団体、経済界など幅広い団体を網羅する「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」が去年12月14日に新たに発足した。
 新基地建設をめぐり沖縄県と政府は異例の法廷闘争に入った。さまざまな基地建設反対運動を結集して裁判闘争を支援するとともに、より重層的な参加、一元的な展開を図るのが狙いだ。18年前、沖縄の地上戦を経験した地元辺野古のお年寄りたちによって結成された「命を守る会」が「オール沖縄会議」に発展した。日米の強大な権力に対峙し物申すための組織体の強化だ。


翁長知事を支える町民大会

沖縄の基地をめぐる島ぐるみ闘争は初めてではない。サンフランシスコ講和条約施行後は、正当な手続きと適正な補償によって基地用地は確保されなければならないのに米軍は土地を強制収容したうえ、軍用地料を低く抑える施策を強行しようとした。これに対しアメリカの施政権下にあった55年、正当な軍用地料と土地の新規接収に反対する島ぐるみ闘争が起きて計画は変更された。95年の米兵による少女暴行事件に対する抗議の嵐は記憶に新しい。
沖縄では怒りが爆発した時に島ぐるみ闘争が起きる。



編集委員からの一言


 昨年、よつ葉の職員向けの講座に参加したのですが、自分が参加した時のテーマが「食品偽装に対するよつ葉の対応」というものでした。その時、物事を安易に考えず根源的に考えるという事を学びました。
 あと思ったのが、もし物を作る人が原料・賞味期限・生産地など食品に対する偽装をしてしまう場合、お金のためとか仕事のために仕方なくとかの理由からになるとは思うのですが、やはり最終的にはこれをしたら本当にダメという、自分のモラルとか生産者としてのプライドとかが欠如していたのではないかと思います。
 このことは食品に限らずいろいろあると思います。例えば安保法案を成立させる立場にある人はこれが成立したら本当に日本はどうなるのか、原発を再稼働しようとする人は再稼働した時、本当にその地域がどうなるのか、武器を作る人はこれを作ればこれがどう使われるのかなど。人それぞれ生活も立場もあるとは思いますが、自分の本当の気持ちを考えて主体的に行動すべきと思いました。

(奈良産直・米田 寛)


 

INFORMATION
1/30(土)〜3/11(金)
●映画:市川崑監督作品一挙上映
生誕100年記念映画祭
光と影の仕草

シネ・ヌーヴォ 06-6582-1416
http://www.cinenouveau.com/ 
2/27(土)
第一部10:30〜第二部13:30〜
●『小さき声のカノン−』上映会
15:45〜 鎌仲ひとみ監督講演会
会場:篠山市四季の森生涯学習センター
新しい風プロジェクト:079-568-0926
3/5(土) 14:00〜16:00
3/6(日) 10:00〜13:30
2/21(日)13:30〜15:30
●第214回 住まいの勉強室
 『有機みそ作り実習』

場所:高槻市立総合市民交流センター
講師:伊藤容子さん 材料費:6000円
予約連絡先:072-671-2284(井上)

●2016春 よつ葉交流会
場所:都ホテルニューアルカイック(阪神尼崎)
関西よつ葉連絡会事務局 072-630-5610


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