よつ葉つうしん

2015年10月号(No.055)

 
再稼働やめろ ストップ! 川内・伊方・高浜原発再稼働
原発反対のさらなるうねりを

 九州電力は、多くの反対の声を無視して川内原発1号機を8月11日に再稼働させました。さらに9月13日には2号機への核燃料の搬入を終え、今月中旬の再稼働と、来月中旬の営業運転への移行を目指すとしています。福島第一原発放射能公害事件で、いまも多くの人たちが苦しんでいることなど考えてもいないようです。安倍首相は「規制委員会が安全と判断した原発を再稼働する」と言い、原子力規制委員長は「規制委員会は、安全を担保しないし、安全を判断しない」と言っています。つまり誰も責任を取るつもりはないのです。私たちは、そもそも原発の存在そのものが、安心して暮らせる社会、それを支える食と農とは相いれないと考えます。食べものを扱う事業者として、これからも原発反対を主張し続けます。  


あきらめずに声を上げよう!
関西よつ葉連絡会代表 中川健二

9月6日、さよなら原発全国集会in京都で

約2年間続いた「原発ゼロ」は終わりました。世論の6割にのぼる「再稼働反対」の声を踏みにじって8月11日、川内原発1号機の再稼働が強行されました。
 せっかくこの夏の猛暑でも原発なしで電力需要に不足はなかったことが実証されたのに。
 福島第一原発事故を受け、地震や津波対策を強化したとされる「新規制基準」が一昨年7月に施行されました。
 今回の再稼働は、原子力規制委員会がこの新基準に「適合」(合格)すると判断して再稼働された第1号。
 安倍政権はこれを手始めに次々と原発の再稼働を進める方針です。しっかりとした避難計画もないまま「原発回帰」の本格化を進めようとしています。
 しかし、そのような中で今年4月14日福井地裁は、関西電力高浜原発3・4号機の再稼働差し止めを求めた住民の仮処分の申し立てを認める決定をしました。
 原子力規制委員会の「新規制基準」に基づく審査に「合格」した原発の再稼働を認めないとする画期的な司法の判断でした。安倍政権が「世界一厳しい安全基準」とする「新規制基準」を、「緩すぎる」、「適合しても安全は確保されない」などと批判し、新規制基準そのものの見直しを迫るものでした。
 しかし鹿児島地裁では川内原発の差し止め請求を不当にも却下し、今回の再稼働となったのです。
 それでも私たちはあきらめてはなりません。福島原発の事故はまだ終わっていません。原発はそこで暮らす人々から営みのすべてを奪いました。いまも11万人近くが避難を強いられています。今も続く福島の惨状に目をそむけた再稼働はあり得ません。
 私たちはあきらめずに「再稼働反対」・脱原発の声を上げ続けたいと思います。
 先日(9月6日)京都で行われた「さよなら原発全国集会」に参加しました。朝からの雨にもかかわらず5500人の仲間たちが再稼働ストップの声を一緒に上げました。
 高浜・川内(2号機)・伊方原発の再稼働を許さない! 原発政策の根本的転換を求めていきましょう。

 
「さよなら原発全国集会in京都」に参加

8月11日に再稼働された川内原発。
左が1号機 (写真提供:向原祥隆さん)

川内原発が再稼働されてから初めてとなる原発反対の全国集会が、京都で開かれました。
 京都で全国集会を開いたことについて主催者は、福井県だけが地元ではなく、5キロ圏内の京都府も、琵琶湖をかかえる滋賀県も、放射性物質が飛んでくるし避難先にもなる関西各府県も地元であるとし、関西からこそ再稼働を止めようと訴えました。
 川内原発の地元からは向原祥隆さんが登壇し、10月中旬に再稼働がたくらまれている2号機は、ボロボロの蒸気発生器が交換されていないままであり、なんとしても再稼働を止めようと全力をあげているという報告がありました。
 この夏も原発なしでのりきりました。被害補償や廃棄物処理まで入れると原発はとんでもなく高コストです。また、世論の9割ほどが脱原発を願い、6割が再稼働に反対しています。にもかかわらず、再稼働が強行されようとしています。
 これを書いているのは9月18日、安保関連法案を本日中に参議院本会議で可決成立させようとする与党に、野党が問責決議案で対抗しているさなかです。この法案もまた、世論調査では反対が6割、説明不十分が8割となっています。
 原発と戦争。ここからは平和で平穏な暮らしを求める私たちの願いを公然と無視する支配者たちの、むき出しの権力行使が見えてきます。彼らの暴走に、私たちは暮らしの場からねばり強く抵抗していかなければなりません。というわけで、次号はあらためて「戦争反対」を主張する号にしたいと考えています。

(編集部・下村俊彦)

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