生産者紹介:国内産小麦100%の手延べ麺(井筒屋・佐野俊二郎)、伝統守る枕崎産かつお節(丸俊・渡邊洋平)、昔ながらの漬物(阿蘇おふくろ工房・西島安代)、人の努力や思いが生む感動の味(おきたま興農舎・遠藤富博/中川信彰)、みんなで作った野菜を伝え、届けよう(別院協同農場・横山茂幸)/ひとこと言わせて:ガザ 「屋根のない監獄」(特定非営利活動法人パルシック・井上礼子)
会員エディターが行く!!:スローな生き方をさがして《GIMME SHELTER 編》野菜オンリーのランチ「マヤナッツ」や「モリンガ」も(石井由紀子)、親子で行ける! ほっこり隠れ家(藤野瑠美)
うまい話まずい話:その8:もうこれ以上死の灰を作らないでほしい(やさい村・河合左千夫)/水俣たより:水俣からG あきらめず再稼働反対の意思表示を(企業組合エコネットみなまた・永野隆文)/編集委員からの一言:(ひこばえ・上加世田裕司)
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能勢農場では、今年から放牧・繁殖事業をスタートさせています。3月には、母牛になる予定の「土佐あかうし」2頭が高知県からやって来ました。そして、先月号でお知らせしたように、5月からは農場に隣接する森林伐採跡地でシバ定植が始まっています。関西で放牧野づくりに取り組むこと。それは厳しい状況にある日本の畜産にとって、ささやかな試みであるかもしれません。しかし、この取り組みは、大規模化・工業化を迫られる畜産の流れの中にあって、地域の農業・林業と一体化した畜産をめざそうとする私たちの畜産ビジョンを、目に見える放牧景観として示そうとしています。ご支援・ご協力お願いします。 (編集部) |
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大規模化による関係分断 |
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昨年から和牛や交雑種などの仔牛1頭当たりの市場価格が高騰し続けています。原因は2001年のBSEの発生以降、宮崎県での口蹄疫、安愚楽牧場の倒産、そして今なお続く東日本大震災とこれに伴う原発事故などの影響が畜産・酪農からの離農・廃業という形で急激に進んだ結果、市場での需要と供給のバランスが崩れてしまったことなどにあるとされています。 |
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放牧 かつては全国で |
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能勢農場は今年から放牧・繁殖の事業化に取り組んでいます。でも観光牧場を作ろうというわけではありません。 |
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林業・農業との連携を展望 |
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今、全国で牛のそうした能力が見直され、休耕田や耕作放棄地、山林の維持、管理に活かそうという取り組みが徐々にではありますが拡がりつつあります。林業の衰退は昨今特に著しく、山林の荒廃が全国でも進んでおり、近年起こっている水害や土砂災害の原因と言われています。 |
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