よつばつうしん

2015年2月号(No.047)

よつ葉職員から


【研修部会】「芦浜産直出荷組合」産地交流

「原発反対」の思いがこもる水産品

芦浜原発予定地の海上で
阪口和郎さん(右)の説明を聞く

11月15日〜16日に芦浜産直出荷組合に行ってきました。昨年は阪口さんの体調不良もあり行けなかったので念願の訪問でした。
 阪口さん夫妻に笑顔で迎えていただき、早速屋上の干し場を見学しました。干し場では温かい日差しの中、息子さんの明志君が正月用の祝いするめを干していました。そこで阪口さんから「蜂が食べて穴を開けることがある」と聞きました。蜂がイカ食べるの?って思いましたが、本当に食べて穴が開き出荷できなくなるそうです。蜂おそるべし…。
 そして芦浜産直がある錦町と海が一望できる高台で綺麗な景色を見せていただいた後、かつては芦浜原発の建設候補地だった場所を2カ所案内していただきました。2カ所とも現在は候補地になっておらず、公園やスポーツ施設などになっていました。
 そして花かつおの節を作っている「浜甚」さんへ。花かつおは浜甚さんで節を作って芦浜産直で削っています。工場に入ると節のいい匂いがしていました。ここで水揚げされたかつおやさばを熱湯で茹でて乾燥させます。なんといっても驚いたのは乾燥の工程です。浜甚さんではガスなどを使わず「薪」で乾燥させていました。しかも一度ではなく二度、三度と乾燥させます。これは薪のほうが木の香りもあり、風味がいい節になるからだそうですが、非常に手間暇がかけられていて頭が下がりました。
 そして2日目はセリの見学をさせていただいた後、芦浜原発の候補地の見学に行きました。候補地まで歩いていく予定でしたが、急遽阪口さんが船をだしてくれるということで、お言葉に甘え船で数十分。候補地は非常にきれいなところでした。この場所だけ自然保護区から外されていて、中部電力はまだ原発建設を諦めていないということです。その後、芦浜産直に戻り実際に花かつおを削るところと釜炊きひじきの釜を見せてもらい、お昼は朝せり落とした魚のさしみとバーベキュー! 本当に贅沢すぎる2日間でした。
 今回初めて行きましたが、阪口さん一家の人柄が干物やひじきに出ているような気がしました。芦浜原発建設計画の発表から数十年、今でも芦浜産直の干物やひじきの袋には「芦浜原発反対」の文字があります。これはただ単に印刷されているのではなく、ひとつひとつに阪口さんたちの強い決意がこめられ、手に取った都会の消費者へ訴えかけているのだと思います。
 僕は原発に対するすべてに反対ですが、単純にあの豊かな自然が原発によって無くなるのは嫌です。芦浜産直の魚などを食べるときに、阪口さん一家のやさしい顔と豊かな自然を思い浮かべ、そして「芦浜原発反対」の文字にこめられた思いを感じながら食べなければと思いました。  

(阪和産直・久米公介)

 

淀川産直
1年の締めくくり もちつき大会
会員・職員・生産者 みんなの楽しみ

淀川産地直送センターでは、1年の締めくくりとして、毎年12月初旬にもちつき大会を開催しています。高槻の地場野菜の農家さんでもある辻本さんたちにお願いをし、作ってもらったもち米や小豆を使ってのもちつきです。
 普段のイベントとは違い、会員さんと職員の交流のみならず、生産者の人たちとの交流もしています。また、もちつきということで、普段はあまり行事に参加されないお父さんにも、積極的に参加を呼び掛けます。誰かに任せるのではなく、お餅をつくところから、最後まで参加した全員で協力して行います。だから、つきたてのおもちがさらにおいしいんです♪
 また、最後には参加された会員さんとお話しする時間を設け、もちつき大会の感想や、会員さんのおすすめ商品の意見交換、また辻本さんからは生産現場の現状や思いなどをお話ししていただきました。
 会員さんからは、「毎年楽しみにしている」「イベントがあるのも、よつ葉を続ける理由のひとつ」「つきたては本当においしい」「人と人とのつながりを感じる」などの声をいただきました。参加しているみんなが毎年楽しみにしているイベントなので、今後も継続して行っていきたいと思います。

(淀川産直・田野浩幸 )


配送員のぼくは言いたい

父ちゃん! 電気消した?


 9月の暑い盛りに会員さんに「面白い事やってるね!」と声を掛けられました。よくよく話しを聞いてみると川内原発再稼動反対のキャラバンの報告を読んで、楽しみにしているし応援していると。そして「私も若かったら行くのにね〜」と心強い言葉をもらい、話し込んでは「ああぁ〜時間が…次ぎ行きます〜!」と配達中繰り返していました。ここ広島も島根原発・伊方原発・玄海原発・川内原発に囲まれていて稼動が始まればおちおち寝てもいられません。
 今原発が稼動してないのなら稼動しなくてもいいのではと当たり前に思います。電気の供給量が足りなければ、足りないなりの暮らしができないのかなと思います。節電≠ニいう言葉が生活に入り、少し前のように真夏の銀行やコンビニエンスストアがガンガンにクーラーが効いていないと怒る人もいなくなり、節電家電も増えて、電気は限りあるもので大事に使わなくてはいけないと浸透してきました。
 後藤家の小学生の長男は、学校の生活の時間で電気の大切さを教えられ、「父ちゃん! 電気消した?」「つけっぱなしやで!」と事とあるごとに言う、後藤家一電気を大事にする男になりました。小さい事ですが、個人・家族・地域と原発を動かさなくてもいい電気のある生活の方法があると思います。
 私たちの子ども、孫の世代が大人になっても「原発再稼動反対! 原発建設反対!」と言い続けなくてもいいように、いま私たちができる事をやっていこうと思います。

(広島いきいき産直・後藤幹治)

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