よつばつうしん
2015年2月号(No.047)
会員から

会員活動紹介

選食力 は生きる力
 おちゃわんの会

おちゃわんの会は子どもの健康を願うお母さんたちが中心に集まったグループです。
 グループ結成は8年前。幕内秀夫さんの講演会「じょうぶな体をつくる基本食」を聴き、子どもたちに必要な食事はごはんとお味噌汁にお漬物、煮物または焼き魚、和食が基本。和食とは程遠いパン、パンが学校給食にでるのはおかしい。三田市の学校給食を米飯に変えよう! そんな思いを持ったお母さんたちがおちゃわんの会の発起人です。
 今では三田市の学校給食でパンがでる日は月に2回程度に減りました。完全米飯化が望ましいのですが、おちゃわんの会としての目的はほぼ達成しました。
 学校給食の米飯化が進み、私たちが気になったのは家庭での食生活。朝ごはんは、どうでしょう。みなさんはパンを食べていませんか。朝もやっぱりごはんとお味噌汁が体にいいです。日本人はごはんを食べて生きてきました。ごはん食に適した身体です。
 地産地消の視点からもパンよりごはんです。私たちの暮らしに身近なのは田んぼで、小麦畑を眺める機会はグッと少ないはず。日本の気候風土に育つのはイネです。
 また添加物の心配もごはんの方が断然少ないですし、ごはんには砂糖も油脂も含まれません。米と水でおいしいごはんが炊けるのです。ごはんを語りだすと長く熱くなるおちゃわんの会です。
 生きるために大切な「食」について考え、学んでいくと農業にも、環境にも、社会問題にも関心は高まります。体のため、環境のため、将来のため、何を食べるかを選ぶ力選食力≠ヘ生きる力です。日々の食卓を大切にする人でありたいと活動を続けています。

(兵庫いきいきコープ組合員/堤 富美・桑村貴子)



秋の交流会

参加者へのアンケート回答から
森への思い 育てよう


「2014秋 よつ葉交流会」
C・W・二コルさん講演会にて

●分科会「3・11を経て将来の世代に伝えたいこと」C・W・ニコルさん講演会に参加して
 仕事をキャンセルしてこの日は楽しみに待っていました。活字では知っていたけれど1度は直接話を聞いてみたいと思っていましたので本当にタイミングよく参加しました。
 ニコルさんは活字とは違うイメージで、「森の学校」のプロジェクトは興味があり想像以上に素晴らしいもので驚きました。「笑っている森の川の水は飲める」、森の川の音を聞く、といった感覚を研ぎ澄ませると聞こえてくる森。その森も光がさすように人間の手を入れることで甦る。
 私たちは自然のままという言葉に惑わされて勘違いをしていることがあります。森をそのままにしておくことではなく手を入れることで活性化していく。生産者の方の働きも同じだと思います。
 人が自然の中で癒されるならば自然を大切に維持して次世代につなげなければなりません。素晴らしいプロジェクトです。東松島から日本各地へ広がりますように!! 子どもを育てることと森を育てることが同時に大切な意識であることを理解できる大人が増えることを願い、素晴らしい時間を共有させていただけたことに感謝します。
●これからの企画について
 初参加で、しかも1人で参加という不安を抱え、お弁当はどんな感じで食べるのだろうという低レベルな参加の仕方でした。
 出かけてみないと分からないものです。分科会の選択は本当に悩みました。欲を言うならば時間をずらして聞きたかったくらいです。私はニコルさんの会だったのでもう1つくらいは生産者の方の話を聞いてみたかったです。
 ただこう思えるのは、忙しく働いている時はあまり生産者の方にお会いすることもなく『ライフ』の注文だけしていたのですが、以前より時間ができたので生産者交流会に出かけることも増え(抽選にもめげずに申し込んで)たからだと思います。
 たとえ仕事をしていても、意識することで変わるので目を向ける必要があります。押しつけではなく過激でもない選択肢のある企画を希望します。

(川西会員・西原惠美)

 

会員リレーエッセイ♪	しゃべり場


上杉和代(東大阪会員)

もし600億円あったら

昨年、この原稿依頼を受けた数日後に衆議院選挙が行われました。
 あの選挙には賛否両論、いろんな意見がありましたが、ひとつはっきりしているのは、わずか2週間のうちに600億円を超える税金が消えていったという事実です。あまりに天文学的な数字でピンと来ないのですが…。
 もし600億円あったら、エボラ出血熱で苦しむ患者さんを何人救うことができるでしょうか。もし600億円あったら、紛争地域に住む何人の子どもたちが安全に学校へ通えるでしょうか。もし600億円あったら、被災地の復興がどれだけはかどるでしょうか。皆さんも一緒に考えてみませんか。
 個人的に私としましては、選挙よりももっと子どもの教育にお金をそそいでもらいたかったです。
 私立大学に通う息子がいるのですけど、国立大学と私立大学の学費の格差を縮めるか、いっそ無くすかしてもらいたいです。家計を預かる主婦の立場から今回あえて600億円にこだわってみました。


会員エディターが行く!
《よつ葉のお豆腐屋さん「別院食品」編》
〒621-0114 亀岡市東別院町鎌倉中垣内6-1
TEL.0771-27-7400 FAX.0771-27-7401
メニューの広がり無限大

2千年前、中国で生まれた豆腐は、遣唐使の時代に日本にやってきて千3百年。お米とともに、長い間食べ続けてこられた食品です。これほどまでにシンプルに、そのまま食卓に並べることができる食べものは、世界でもめずらしいのだとか。
 ヘルシー、おいしい〜の豆腐を、昔ながらの作り方で、ていねいにつくる別院食品さん。あのもめん豆腐も、あのおからも、あの薄揚げも、一般のものに比べて味が濃い! うまみをがっつり感じるから、ちょっとしたアレンジで、メニューの広がりは無限大です。
 今日は、一番ステキないただき方を、ちょこっと紹介します。
 まずは豆腐丼。
 丼に「あつあつご飯」をよそい、「おぼろ豆腐」や「きぬ」「もめん」など、お好みの豆腐をスプーンで乗せる。「もみのり」と「かつおぶし」をぱらりぱらりと入れたら、「しょうゆ」をひと回し。最後に、「青ねぎ」や「みつば」などを飾れば、出来上がりー♪ ざっくり混ぜながらいただきます。簡単すぎるのに、うまい♪ 
 次に、定番のみそ汁「とうふとわかめ」。
 豆腐のうまみが、汁の中に溶け出してくれるから、うまみたっぷりみそ汁になります。「揚げ」に使われているのは、「よつ葉のなたね油」だから、油抜きしちゃったら、もったいない! 「うすあげと青ねぎ」など、シンプルな組み合わせのみそ汁も、「おかわりちょうだい!」の声が続出しちゃうような、みそ汁にしてくれます。このとき、市販のだし入りみそは興ざめですよ。だしは自分でとりましょう。
 よつ葉の豆腐のにがりは長崎五島列島の海から、大豆は国産減農薬大豆、水は井戸水。関西にいて、この豆腐をいただける環境にある私たちは本当にラッキー。ぜひ体験したい味です。イラストのレシピたちもぜひお試しあれ♪

(淀川会員・石井由紀子)


真面目な豆腐のおはなし

 豆腐に厚揚げ、うすあげ、おから…食べたことない人いますか? どれも、小さい頃から馴染みのある食べものばかり。日本の伝統食です。
 これ何からできているか、皆さんご存じですね。そう! 大豆。日本人には欠かせない豆。でも、この大豆。自給率すぐ答えられる人いますか? な、なんと7%です!(※1)
 よつ葉の大豆加工品を製造する別院食品では、この希少な国産から真面目に丁寧に作っています。生産地は北海道・山形(※2)・滋賀・島根・九州各地の契約栽培農家から。そして、生産地の農薬基準より1/2の農薬かつ除草剤1回で育てた大豆のみ。無農薬のものもあります。
 それを亀岡の井戸水で丁寧に洗い、さらして、にがり以外、消泡剤等の添加物を一切使用せずに作られています。油は豪産のNon-GMO菜種油だそう。添加物に農薬、遺伝子組み換えに放射能や偽装など安全な食べものが守られていない現代では、大変貴重です。
 実は我が家、昨年『大豆くらぶ』に参加して、プランターでの無農薬無肥料で初の大豆栽培にチャレンジ。鳩、虫、雑草や台風などから守る面倒な割に収穫はスズメの涙。あまりにたくさんだったら枝豆で食べようかという夢破れました(T_T)。一定の量をコンスタントに確保することの難しさを実感しました。
 市販品、よ〜く見てみてください。国産はありますが、ここまでのものは見かけません。食べてみると違いがもっとよ〜くわかりますよ。真面目な大豆で真面目な人が作った真面目なお豆腐たち。真面目に食べてみてください。これだけの質、おいしさは、よつ葉限定です(^_^)v。
(※1)平成25年度 農水省のデータより
(※2)放射能検査で不検出のもの

(京滋会員・藤野瑠美)

本当においしいだしの作り方→5cmのこんぶと20gのいりこをまぜる	1リットルの水	トロ火(60℃)で1時間	コトコト	えぐみ、くさみがでない	うまい!!	ピカピカのだしのできあがり。とうふのかんたんおいしいレシピ	豆腐のいそべ揚げ	@ボールに入れる(もめん豆腐200g、こぶ茶少々、塩少々)AスプーンでつぶすBのりにはさむC二度揚げする(170℃であげてもう一度180℃で	カラッ!!)	きつねコロッケ@じゃが芋を煮る(じゃがいもが顔をだすくらいの水・フタをして蒸し煮、沸騰したら火を弱め)A串をさせるやわらかさに(皮をむいてあらねつをとり塩ひとつまみ)マッシュするBうすあげをひらく(端を切り、めんぼうでころがす)Cポテトを入れて焼く(両面焼いて包丁で4つに切る)レシピ提供・いしいゆきこ(こどもキッチン)、絵・はまさきはるこ

 



路地裏の資本主義	平川克美

読書クラブ―わたしのオススメ
2013春よつ葉交流会にお招きした平川克美さんの近著です 『路地裏の資本主義』
 平川克美【著】
 2014年10月 角川SSC新書 230ページ
 885円(本体820円)
 *取り扱いはいたしません(ご紹介のみです)
 評者:鈴木伸明(関西よつ葉連絡会)

一風変わった表題の本ですが、最近は『里山資本主義』などという本も出版されているように、私たちの社会のおかしさ、息苦しさが何に由来するのかを問い、それに替わる次の社会のあり方を模索する人々の切なる声を表現した著書です。
 以前、平川氏の本を偶々本屋で見つけ、共感を覚え、次の時代を考える視点を深めるヒントをもらえたらとの想いで講演を依頼したことがあります。「生活者」としての氏の語りかけるような文調は講演時の様子を思い出します。肩がこらずに読め、さまざまな角度から多くの問いが散りばめられ、今を考えさせてくれます。
 「長い歴史時間」の中で見ないと今は見えない。人の一生時間を超えて、できる限り長い時間の中で今を捉えようとするのが学びで、さまざまな本を読もうとする動機になります。
 私も平川氏と同時代ですが、わずか60年ほどの間においても時代は一様ではなく、途中に大きな変化がありました。いわゆる「高度成長期」の前と後には大きな断絶があります。若い人たちと一緒に仕事をする際、いやでも感じてしまうものですが、次の時代を考えるためには、今までをより深く学ぶ努力が絶対に欠かせません。その最初において、今を疑うことから始まるのが学びの常ということです。ぜひご一読を。

 

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