よつばつうしん
2014年6月号(NO.039)
ひとこと言わせて

丹波ハピー農園 堀 悦雄
生産者もよつ葉の会員になって互いに交流しませんか?

世の中は我々一般市民の思いとは裏腹に、ごく少数の勝者と大多数の敗者を生む方へ、そして不安な方へ転がっているようですが、そんな時だからこそ生産者(私たち)と消費者(会員さん)、流通業者(よつ葉さん)がそれぞれに努力し、協力して市民の側から安らかで心豊かな社会を作っていく時ではないでしょうか。
 そこで提案なのですが、私たち生産者もぜひ積極的によつ葉の会員になってはどうでしょうか? 皆さんが日々努力を惜しまず、よりおいしく生産された安全な食べものをお互いが食べ合って、自分以外の生産者に思いを馳せ、自分の生産意欲に良い刺激をいただき、お互いが切磋琢磨できる関係になれたら、良い励みになるのではないでしょうか。
 そうして普段は会えなくても、よつ葉の会員さんとの交流会(今年も11月にあるそうですが)の時にでも、せっかく顔を合わせる機会には生産者どうし、意見交換をしたり、励まし合ったり、時には知恵やヒントをいただいたり、もちろん差し上げたり。
 いきなり社会を変えるような力になることは無いでしょうが、まともなことをこつこつと地道に続けていくことでのみ達成できる社会運動!と言うより生き様!を、これからこの社会を担っていってくれる若い世代に見てもらうことが、未来に繋がる道しるべになるのではないでしょうか。
 長年努力を重ねてこられた先輩諸兄! 共に未来に夢をつなぎ、先輩から受け継いだ社会を、未来を作ってくれる後輩が受け継いでくれる。それが「今」を生きる私たちの使命ではないでしょうか。

よつ葉の生産者会員についてのお問い合わせは「ひこばえ」まで

 

 

二本松たより
 連載:福島の百姓からF
放射能の話
里山ガーデンファーム「二本松農園」  齊藤登

 


★私の農園に導入した「非破壊型放射能測定器」です。230万円しますが、メーカーのご好意により頭金で導入していただきました。ネットで募金を行っていますので、ご協力をいただければ幸いです。(検索エンジンで「里山ガーデンファーム」と検索。ネットショップがヒットしますので、「放射能測定器購入応援募金」から募金を行うことができます。一口1000円)

私は、農業者ですから、決して放射能に詳しい、ということはありませんでした。しかし、福島第一原発事故が起きてからは、放射能との戦いの日々が続きましたので、結構詳しくなってしまいました。これは私だけでなく、福島県のすべての農業者が大なり小なり同じだと思います。
 食品にどのくらいの放射能が入っているかという場合、その単位はベクレル/sで表されます。現在、一般的な食品の基準は、100ベクレル/sとなっています。農産物もこの一般的な食品基準に含まれます。福島県の農家は、現在、農産物の出荷段階で、必ず放射能測定を行っています。
 たとえば、きゅうりの出荷が始まる場合、きゅうり1sを、近くのJAや道の駅などに持ち込み放射能を測ってもらいます。そうしないと、販売ができないのです。通常、シンチレーション型放射能測定器という器械が多く、検体、この場合きゅうり1sを細かく切り刻み測定を行います。測定所に持ち込むのは手間ですし、せっかく作った作物を切り刻むのは心が痛みます。しかし、測定をしないと販売できないので、福島県の農家は震災後、これをずっと続けています。
 最近、食品を切り刻まなくても放射能を測れる器械が登場しました。これは、器械に引き出し様のものが付いており、そこに野菜等を入れてそのまま測定できますので非常に便利です。私の農園では、全国の皆様のご支援で、この器械を導入することができましたので、毎日のように農産物の放射能測定を行っています。
 このように、測っても測っても、放射能が検出されなくても、福島県産というだけで、なかなかお買い上げいただけない…ここに風評被害の根深さがあります。でも、私たちは測り続けているのです。


編集委員からの一言


 先日、地元の農家さんの田んぼで田植えをしました。その日の昼食は農家さんと会員さんと一緒におむすびをいただいたのですが、そのおいしかったこと!
 そういえば先日、新聞で「戦国の食卓」と題して、豊臣秀吉の食について語られていました。優雅で豪華な献立が紹介されており、秀吉の美食ぶりがうかがえます。回春・強精作用があると信じられた虎肉を好んだとか。土佐の武将、長宗我部元親が浦戸湾で捕獲した鯨を、そのまま大坂湾まで船で運んで一頭丸ごと秀吉に献上したのは有名な話。どのように振る舞われたのでしょう。
 そんな秀吉ですが天下人になってから「毎日うまいものを食べているが、若い頃、使いで叔母の家に行き、大椀に盛った麦ご飯に水をかけて立ちながら食べた時のうまさは、どんなものにも比較できない」と語っています。おいしさの記憶とは、単に食材に由来するのではないようです。心地よい疲労と時間の共有。そして感謝。あの田植え後のおむすびのおいしさに納得! この全身を襲う筋肉痛もありがたく思えてきます。

(京滋産直・光久健太郎)

 

INFORMATION

7/5(土)〜
●映画:小栗康平監督全作品上映
「伽倻子のために」「泥の河」「死の棘」「眠る男」「埋もれ木」
上映スケジュールはお問合わせください。
シネ・ヌーヴォ 06-6582-1416 http://www.cinenouveau.com/

7/30(水) 10:00〜11:30
●第195回住まいの勉強室
 『はじめての薬膳セミナー』

場所:いのうえキッチン
講師:高見節佳
予約連絡先:072-671-2284(井上)〆切:7/20


8/2(土) 19:00〜21:00
●能勢農場の夏祭り
会場:能勢農場 広場 (駐車場あり)
参加費:おとな2000円 こども1000円
能勢電「日生中央」駅まで送迎バスあり
能勢農場:072-734-1797

11/22(土)15:00〜 講演会
       18:30〜
懇親会
11/23(日)10:00〜 分科会
       12:00〜 昼食会
●2014秋よつ葉交流会
*詳細は追って告知いたします。

 

もくじへ

ページトップへ