よつばつうしん
2013年12月号(NO.033)
交流会から
10.5 和歌山 小坂養鶏
紀州の赤地どり生産者
地どりのボス見てきたよ

 小坂さんから地どりのボスは太っていて、トサカの大きな鶏だと教えてもらいました。ボスを抱っこさせてもらったり、バーベキューではおいしい地どりをお腹いっぱい食べて、ジュースもたくさんもらえてよかったです。また行きたいなぁ(小3の息子)。
 家に帰ってから、父や兄にどんな鶏がボスか知っているか、と真剣に話していたのがおかしかったです。インパクトが強かったのですね。バーべキューでは手作りおにぎりやお漬物、最後にはいちじくまでいただいて、おもてなしに感謝、感謝。
 農園で子どもたちはちょっとしたみかん狩りもさせてもらえて大喜びでした。もちろん加工工場の見学も、大人には貴重な体験でした。今はいろいろな工場見学がはやりですが、このような工場には行かないので…。
 カタログを観て、改めて小坂さん家の大事に育てた鶏をごちそうしていただいたことに感謝しています。鶏の加工工場はどうかなぁと思われている会員さんもぜひ参加してみてください。

(滋賀会員・浅井智恵)



 

10.19 よつ葉ビル 太陽油脂
石けんおもしろ学習会

シャンプーや洗剤は裏を見て


講師は長谷川治さん


 「知らない」ということは何て恐ろしいことなのかと感じました。何気なく使っているシャンプーや洗剤に入っている成分が、法律で規制されているものとは…。
 私たちのような「無知な消費者」が、自分を守るために簡単にできるのは、商品の裏を見て、わかるもの、表示が少ないものを選ぶことだと思います。ただ、子どもたちや環境を守るには「知らなかった」では済まされないところまで来てしまっているなぁと感じたので、自分なりに知識を増やして「賢い消費者」になりたいと思います。
 よつ葉のみなさんが、これからも会を通して、消費者がよい選択ができるような場をどんどん提供してくれることを期待しています。人に広めるということはとても困難なことですが、頑張ってください。私も微力ながら、よい商品を買うことで応援しています。

(阪神会員・松尾谷桃子)

 

読書クラブ会員―わたしのオススメ
やさか仙人物語

『やさか仙人物語』
―地域・人と協働して歩んだ「やさか共同農場」の40年―
新評論 2013年07月 単行本 308ページ 2100円(税込み)
評者:横井隆之(よつば農産)

 農業の表彰事業の中でもっとも古い歴史があり権威もある、毎日新聞主催の全国農業コンクールで、島根県浜田市弥栄町の「やさか共同農場」代表の佐藤隆さんがグランプリを受賞したことが切っ掛けで出版されることになりました。この本の発案者は県知事で、執筆をはじめとして、カバーのイラストなど県の職員が本の出版をバックアップしています。
 やさか共同農場は、弥栄町の中心部から少し離れた、弥畝山(やうねやま)の麓(標高550m)にあります。弥畝山は、その昔、修験者の修行の山とも言われていて、弥栄町長安八幡宮の大杉には、この本のタイトルにもある「仙人」が宿るという伝承もあるようです。このエリアに住んでいるのは佐藤さんご夫婦のみで、著者はそんなご夫婦のことを「平成の仙人」と称しています。
 「生産と生活がひとつになった共同体」を夢見て、仲間に誘われて佐藤さんが弥栄町に入植したのは40年前。当時はあまりなかった「Iターン就農者」として、畑や家屋を購入して、「弥栄之郷共同体」として生活をスタートしています。耕作放棄地を開墾し、野菜を作って都会の消費者へ販売することから活動が始まりました。
 この本は、そのやさか共同農場が歩んできた40年の歴史の中で、単に共同体としてだけではなく、地域の農業発展に貢献し、人づくりやモノづくり、地域の活性化に大きな影響を与えたという事実と、それを支えてくれた弥栄町の農業者や消費者、流通業者との関係を、転機となる人物との出会いを中心に、その人たちを「仙人の使い」と称して紹介しています。

やさか稲刈り産地交流(2013.9.14/15で)


 本書のあとがきでは、佐藤さん自身の言葉でやさか共同農場のこれからを語っています。その中で「つくる人、届ける人、活用する人それぞれが対等な関係のもとで農村と都会の暮らしを豊かにしていくことが、今後は大切となる」と記されていますが、私も同感で、一緒に協同してやっていきたいと思いました。


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