よつばつうしん
2012年12月号(NO.021)

「よつばの学校」講座学習会
河合左千夫の「食」のはなし
〜たべものと健康についての基礎知識〜
全6回が終了

毎年、職員研修として実施している「よつばの学校」が、今年もたくさんの学びの場を提供して無事終了しました。全6回にわたった「講座学習会」の参加者と、「一週間現地研修」で山形・おきたま興農舎を訪れた職員の感想(右下記事)を紹介します。

 「あなたは、あなたの食べたもので、できている」ということばをいつしか耳にするようになりました。玄米生活をするようになって一年が経とうとしている今となっては、以前に比べて実感できているコトバのように感じています。
 私たちのカラダを形作っている細胞そのものは、ヒトが生きていくうえで 命をいただいている食べもの を通して彩られることになります。「どんなものを、どんなふうに」食べるのか。本当はシンプルで当たり前なことであるのに、食生活がグローバル化してしまい、エネルギー多消費型の現代生活に浸りきっている私たちにとってはあまりにも疎かにしてしまった内実があるようです。
 戦後の高度経済成長を謳歌していた時代においては、大量生産・大量消費の生活が至極当然の結果であり、どう流通に合わせるモノを作れるのかが問題の焦点になりました。
 栄養価やおいしさ などは二の次で、いつでもどこでも 規格に合うモノ なのかが問われた時代背景が、それらを欲するヒトの心理にも悪影響を及ぼす始末。おカネを出せば手に入る という感覚が横行した結果、 食べもの がいつしか モノ でしか判断されなくなってしまった錯覚。
 せっかく時間や労力をかけて作られたモノが、一度も口にされることなく捨てられている現実があるのは確かなことで、 キチンと食べてキチンと暮らす ことを敢えて口にしないといけなくなっているところに問題の本質があるように思います。
 「医食同源」とはよく言ったもので、本来ヒトは食べものから必要な栄養をいただき、自己免疫をしっかり働かせながら生活してきました。なので、薬やサプリメントなど補助的なものを多投することなく健康に生きていくことは可能です。そして、私たち日本人に合っている食べものを食することへの原点回帰が、これからの放射能と向き合わざるをえない時代を生きていくうえで必要なことのように感じています。

(淀川産直・奥野和夫)


「よつばの学校」一週間産地研修
山形・おきたま興農舎
今後の選択肢に「農」が加わる

 9/27〜10/1の5日間、「よつばの学校」で山形のおきたま興農舎へ行ってきました。
 今回はちょうど枝豆「秘伝」の収穫と重なり、最終 日に小林亮さんから「今回の研修は枝豆ばっかりやったな」と言われるほど、出荷応援をしていました。
 枝豆以外では和歌子さん(小林家で唯一の専業農家)の畑の手伝い、稲藁を干す杭立て、屋代村塾の宴会などいろいろと体験してきました。
 稲刈りの見学後「私たちは作物を作っているのではなく、作物が成長するのを手伝っているだけだ」という話を聞いたとき、「あっ! これだ」と思いました。前日、小林さんちの冷蔵庫に、40日間も入れていたデラウェアをおいしいまま食べられたあとだったので、説得力がありました。「土作りをしっかりしているから」と亮さんが誇らしげに話していたことを思い出したのです。
 研修中は小林さんちにお世話になりました。朝と晩は家族が一緒に食事をとり、夜には家族団らんの時間がある。自分ちや近所の方たちが作った新鮮な野菜が食卓を彩る。「贅沢ですね」  「あなたは、あなたの食べたもので、できている」ということばをいつしか耳にするようになりました。玄米生活をするようになって一年が経とうとしている今となっては、以前に比べて実感できているコトバのように感じています。
私たちのカラダを形作っている細胞そのものは、ヒトが生きていくうえで 命をいただいている食べもの を通して彩られることになります。「どんなものを、どんなふうに」食べるのか。本当はシンプルで当たり前なことであるのに、食生活 と言うと「?。普通やけど」と返ってくる。自然体でいいなぁと思いました。
 今回の研修を通じて、農のある生活が私の今後の選択肢の一つに加わりました。一年後になるか、定年後になるかはまだ分かりませんが…。
 最後に今回の研修では、おきたま興農舎や生産者のみなさん、温かく迎えてくれた小林さん一家、多くの人たちのお世話になりました。本当にありがとうございました。
 機会があれば、また会いに行きたい。機会がなければ、作ってでも会いに行きたい。そう思える場所でした。

(大阪産直・立野文慎)


楽農会の活動 ますます活発に
多くの組合員が土とふれあいました
北摂・高槻生協

 楽農会の活動は高槻農産の全面的な協力のもとますます活発となり、今期も年間10回の農作業を実施しました。年々、年を重ねるごとに参加者の顔ぶれが変わるのはあたりまえですが、特に今年はベビーカーを押した若いお父さんお母さんの参加が増えたように思います。比較的天候にも、日程(他の行事との重複)に も恵まれ、6月の田植えでは久々に100名超、10月の稲刈りも100名近い組合員が参加する盛況ぶりでした。
 その他にも、暑い中での田んぼの草取りという一番地味でしんどい作業にも20組を超える家族が参加されるなど、少しずつですが物づくりへの関心が高くなり広がっていることを実 感させてもらえた一年でした。まだまだレジャー、イベントとしての参加がほとんどですが、それでも土に触れることで、少しずつ物づくりに関心を持ってもらえたらいいかなと思っています。
 また、楽農会で育てた無農薬のさつまいもを原料にした「干しイモ」や無農薬ニンジンは、生協「旬ちゃ ん」と自然館各店で販売し大好評でした。自分で作ったものが店頭に並ぶことで、より身近に感じてもらえたのではないかと思っています。

(高槻生協・松川泰樹)