よつばつうしん
2011年10月号(NO.007)

「脱骨研修」に参加
普段食べているものにあらためて感謝

 よつ葉では、職員が日頃の仕事(配送や企画など)に生かすためにいろいろな取り組みをしています。本を読んだりして知識をつけるのもちろんですが、生産現場に行き肌で感じることを大事にしています。
 特に日頃会員さんと直接会う配送員には、「生産現場を知らなくては何も伝えられない」との思いがあります。今回、僕は食肉センターが開催している脱骨研修に参加しました。毎週1回で約半年間の研修です。
 研修の作業としては、枝肉から、肩、ロース、バラ、モモと各部位を骨から肉を包丁で外していく作業をしました。食肉センター代表の津田さんから説明を聞くも、はじめは慣れず、無駄な力が入ってしまい、なかなか上手く骨と肉が切り離せませんでした。いろいろアドバイスをもらうなかで、ようやく4カ月目からコツを掴み、初めは1時間ぐらいかかっていた半頭を30分程度で捌けるまでになりました。
 脱骨研修の中で、奈良にある屠場見学にも参加しました。屠場内では豚が悲鳴を上げ、1列に並び、次々にテンポよく屠殺されていき、半分にわられ、部分ごとにカットされ、出荷されていきます。
 このような現場を見ると自分自身が普段何気なく食べている食べものにも、ありがたさと感謝の気持ちを忘れないでおこうという気持ちが一層深まった見学でもありました。
 今回、生産現場の研修を終え、いろいろな事を学びました。よつ葉は、「生産・流通・消費」をつなぐことに力を入れています。配送員も生産現場で研修を行い、情報を共有し、商品知識を高め、会員さんにお伝えすることが大事だと思っています。これからも現場の研修に、前向きに参加していきたいと思います。(大阪産直・山下靖典)



フル装備で作業に向かう井川さん
世羅協同農場で援農
露地栽培のトマトは最高

 よつ葉のオリジナル商品、麦茶・ホールトマト・鷹の爪・じゃが芋でおなじみの世羅協同農場へ西京都共同購入会から中谷と井川の2人で行ってきました。8月12日の夜7時から高速道路を使って広島にある農場へ向かいましたが、片道でも京都から4時間かかります、到着したのは夜11時半でした。到着後はあいさつも少しだけ済ませて就寝…。
 農場には小野さん、黒川さんの女性スタッフ2人・代表の近藤さん、田中さん、井上さんの男性3人の5人しかいません。農場自体はとても広く、宿舎を中心に畑までは車で移動。5人ではとても農場全体にしっかりいきわたるほどの作業がなかなかできません。オリジナル商品の品質も向上させていこうと、少しずつですが進め続けていると近藤さんから聞きました。
 この時期農場では秋の収穫前で除草やトマトの誘引作業。そばの播種作業などたくさんの仕事があります。
 6時30分/さつまいも畑の除草からスタート。
 8時30分/トマト〔ホールトマト〕の誘引作業。地面にできているトマトを余分な茎や葉っぱをとって3つに分けて、それをトマトに日がよく当たるように上に持ち上げて、紐と専用のクリップを使い、支柱にうまく取り付けていかなければなりません。作業の遅い私は、分け目の茎を折りまくったり出来上がったトマトを傷つけたり…と迷惑をかけながらの作業でした…。
 15時00分/じゃが芋を大きさ別に分けて20キロ毎に箱詰めをし、各卸先に運べるように準備をします。作業はすぐ終わりましたが、気がつくともう夕方に…。
 その日はすぐに帰る予定だったので、農場のスタッフとゆっくりお話しする時間の余裕もなく、すぐに帰路につきました。今回、研修も兼ねて援農参加したのですが、若い人たちがまじめに黙々?と作業している姿を見て、少し応援したい気持ちになると同時に、農作業現場で起きていることは都会・田舎に関係なく人間が生きることに深くかかわっているのだと思いました。夜中や朝食に食べた露地栽培の生食用トマトは最高においしかったです。(西京キ・井川吉光)


「福祉の現場から」交流会を開催

講師の吉田守さん

 北大阪商工協同組合と、よつ葉研修部会の共催で、8月27日(土)第2回「福祉の現場から」交流会を開催しました。今回は福祉の現場から、高槻で訪問介護やデイサービスをされている「アットホーム」の吉田守さんに、講師として来ていただきました。
 日常仕事をしていると、目の前の事を意識して動いている。それは大事であるが、それだけだと世界や社会の事が見えなくなる。ということで今回は「介護保険制度の実施状況と2025年の超高齢化社会」「世界の人口高齢化、その現状と将来像」「デフレの正体―経済は人口の波で動く」などの資料をもとに、その時に、世界・社会ではどんな出来事があったのかを照らし合わせながら、福祉の現場でのことも交えて、お話ししていただきました。
 その人を介護するということは、その人の人生の歴史、歩んで来られた道を知ること、その背景である社会で起こった事も知ること。そうすることによって共感が生まれ、よりその人を理解することもできる。
 認知症の人も地域で住めるように手助けをしたい。その人を通して、町内もみんなで関わっていく。そして、その人の生きがいを見出してあげることが大事。
 吉田さんの熱い想いが、とても伝わってきました。広い視野で物事を見ることを学ばせていただき、また人間とは何なのか? 人としての生き方とは?を考えさせられました。(奈良産直・松本恭明)


東日本震災支援金報告
2011年9月15日
 みなさまからお預かりした支援金について報告します。

《9月15日現在》
 支援金総額    30637684円
 支出金総額      2600万円
   生産者への見舞金 1600万円
   再建支援       1000万円
 残額       4537684円

 再建支援については、宮古の漁業再建の取り組み(かき養殖事業組合)、陸前高田市の一からのまちづくりの取り組み(NPO陸前高田ふるさと創生会議)に応援資金として支出しました。
 残額の使途については未定ですが、福島周辺で放射能汚染、深刻な土壌汚染等と向き合って取り組まれていく事業、農業再建などの分野での活動を応援できればと考えています。
 当面の緊急的な支援金募集は7月末で終了することにしましたが、再建復興、原発事故の深刻な影響は今後長期にわたります。私たちも、引き続き様々な形で応援して行きたいと考えています。
 今後の支援については個別の件毎に案内していきます。
 みなさまのご協力を引き続きよろしくお願いいたします。

関西よつ葉連絡会