よつばつうしん
2011年6月号(NO.003)



コトコト煮上げます
昔ながらの製法を頑なに守って
安田水産

 弊社は鳥取県の中海に程近い境港市にありまして、1960年ごろに元漁師の先代社長が中海で獲れる「はぜ」の焼加工を始めたのがきっかけで、以来焼はぜ加工をはじめ、甘露煮や佃煮の製造を行なっております。
 弊社の重要商品であります「若さぎ甘露煮」につきまして説明させていただきます。若さぎは1990年頃までは地元の中海、宍道湖で獲れており、地元の若さぎを仕入れていました。しかし、その後地球温暖化等の影響で、地元で獲れなくなり、替って北海道の現地で焼加工をお願いして、焼若さぎの調達を行っています。
 鮮度のよい若さぎを先ず焼くことにより、骨と身を柔らかくします。さらに若さぎの旨みを逃さない様に、形もくずれないようにします。そして、ステンレス製の網籠の中に焼若さぎを頭を外側にして菊の花のように並べた内網を何重にかさね、最上部は蓋網で止めます。
 はじめに水炊きして余分な油分や灰汁抜きを行った後、無添加のこだわりの醤油や砂糖などの調味液とたれでじっくりコトコト時間をかけて煮上げます。製品詰めの際、煮くずれた不良品は取り除き、一尾一尾を丁寧に並べてお届け致します。骨までソフトに仕上げていますので、お子様でも食べ易くなっています。
 昔ながらの製法を頑なに守りながら国産材料を使用し、無添加製法を基調に一品一品を大切にして、安心して食べていただける手造りの味を皆様にお届けしていきたいと日々製造に励んでおります。(安田順一)


沖縄が好き!
プラス

 私は東京出身ですが、高校生のときに沖縄に旅行したのがきっかけで沖縄に住みたいと思うようになり、大学進学を機に(口実に?)沖縄に移住して早15年目を迎えました。
 大学卒業後に自営業を始め、紆余曲折を経てちんすこうを中心としたお菓子の製造販売、そしてカフェの運営をしています。
 ちんすこうというお菓子は、沖縄土産の定番クッキーのような焼き菓子です。従来は細長い形で少し硬めの食感なのですが、当店が作っているちんすこうは、手作りでまるく成形したやわらかい食感のちんすこうです! すべて手作りなので形や大きさも少しずつ違うんですよ。沖縄県産豚のラードや、伊江島の小麦粉などできるだけ沖縄の素材を使っています。
 沖縄県南部の南城市に、「沖縄まんまるカフェ」を2年前にオープン。まんまるちんすこうを製造販売するに当たって、沖縄の青い海と空を眺めながらゆっくりと当店のスイーツを楽しんでいただきたいという思いで作ったお店です。
 ビーチの高台にあるお店なので、天気が良い日は青い海がパノラマのように広がる風景が見られます。セーファーウタキという世界遺産の近くで、毎日まったりと営業しております。
 また、昨年末から沖縄県北部の東村で、7000坪の自社農園(まんまる農園)をスタート。パイナップル、シークワサー、たんかんが植えてあるのですが、これからコーヒーの苗を植えていく予定で、自社農園で栽培して収穫した豆を、カフェ店内で焙煎するという、途方もない夢に向けて頑張っています。
 自社農園で収穫した果物を工房で加工し、さらにカフェで提供する、究極の形を目指しています。(中西夕美絵)


髪にやさしい植物染料の研究に取り組んで
ラクシュミー

講習会での塩田さん

 私は1982年に美容室を開業後、美容師としてパーマ、ヘアダイを最小限におさえ、素材をこわさず最大限に生かすヘアスタイルを目指し、 植物染料『へンナ』の研究に取り組みました。
 ヘンナの素晴らしさをしだいに実感していくうちに、この植物の存在と髪に対する素晴らしい効果を多くの人々に伝えていきたいという思いが募り、株式会社ラクシュミーを設立、独自でヘンナの輸入販売を始めました。ラクシュミーとはインドの女神の名前で日本では吉祥天とも呼ばれております。この女神は物事を吉祥に転ずるという言い伝えがあり、ヘンナもインドの植物ですからご縁を感じてこの社名にしました。
 会社設立後、日本にヘンナに関する書籍が全く無かったため、1998年にヘンナについての書籍を日本ではじめて出版しました。出版の翌年ごろから全国の美容室や市民サークルなどでヘンナの講習会を始めてヘンナの普及に努めることができましたが、残念なことにヘンナが知れわたるにつれてまがいもの<wンナが溢れてきたことも事実です。私は数年前から間違ったヘンナの情報を正すべく新たに執筆活動をおこない2冊目の書籍を出版後、講習会の活動を再開しました。
 日本全国にはまだまだ本来のヘンナの素晴らしさをご存じない方がたくさんいらっしゃいます。やはりその地で暮らしていらっしゃる方々に直接お話をさせていただくことが私は一番の伝達だと考えております。
 代表の私が美容師ということもあり、髪の大切さとヘンナを中心とした髪に対する植物の素晴らしさを、人と人とのふれあいを通じて伝えていくことを第一の目的としています。(塩田鹿納命)