ひこばえ通信
2008年9月号(第266号)

会員のひとりごと 子連れのおでかけ
☆佐藤真理子(ひこばえ通信助っ人会議)

 ベビーカーを畳まずにエレベーターに乗るのは礼儀知らずなんだそうである。新聞に書いてあるのを見て、初めてその礼儀を知った。本当に!? 
 確かに満員のエレベーターにベビーカーで乗ると場所をとる上に、子どもにとっては閉じ込められ感が強く、泣き出したり、騒いだり、母だって気が気ではない。乗れずに見過ごすことも少なくない。じゃあ畳もうか…もっと大変。オムツに着替えに飲み物に、荷物はたっぷり、子どもを抱えて畳めるよう設計されているが、それに買い物袋まで提げたら…でも周りの視線は痛い。ほなもう出掛けんとこか。買い物はでかいエレベーターを完備した、車でいける大型スーパーにならざるをえない。周りはみなカートだから似たようなもんである。ほっと一安心。子ども一人でこれだ。二人いたら…少子化促進。
 電車に乗る。これも畳まないと邪魔!! でももっと無理。そしてホームまではエレベーターもない駅がまだまだ多い。階段をベビーカーごと抱えて登り降り。ここでもまた邪魔者扱いだ。人のはけるのを待って行く。かつて一人の時、抱えて降りる人の手助けをした。でも降りている途中だと断られるし実際危険だ。
 ところがヨーロッパではエレベーターなんぞ駅にない。エスカレーターもまれだ。道は石畳だからベビーカーはでかくて重い。でも必ず誰かが手助けしてくれるんだそう。
 邪魔者顔で見る人に想いを馳せる。その人にも赤ちゃん時代があり、子育てし、老いてはまた車椅子に乗ることもあろうに。


 夏の暑さを乗り切って、いよいよ食欲の秋!
 今回は、日吉産直会員の石田真由美さんからいただいた『干し柿』の作り方を紹介します。石田さんの自宅周辺に自生している柿の木から実を採って、家族みんなで手作りするのだそうです。竹竿を使って実を収穫するのはお父さん、ヘタをちぎるのは子どもたち、そして皮を剥くのはみんなで…楽しいひとときが、柿をより甘くするのかもしれませんね!

・ 柿の実ひとつひとつきれいに皮を剥き、縄に吊るす。
・ たっぷりの熱湯にサッとくぐらせ、風通しのよい軒下に吊るす。
  (湯通しすることで柿の表面に膜ができ、虫が寄りにくくなるそうです)

 待つこと10日〜2週間で、お日様の光をいっぱい浴びたおいしい干し柿のできあがり! 渋が抜けたての干し柿は、ぷくぷくとしてきれいなオレンジ色。上品な甘さがたまりません!と石田さん。
 そのまま食べるのはもちろん、ヨーグルトに入れたり、タルトやバターケーキにしても絶品だそうです。
(文:本田香苗/絵・コーナータイトル:やまおかしほ)