ひこばえ通信
2008年5月号(第262号)

会員のひとりごと
片付けなさ〜い!!
☆本田香苗(ひこばえ通信助っ人会議)

 毎日のように「こんな机で勉強できるの? 物置にするために買ったんちゃうよ」とか「出した物は元に戻しないさい」「ひとつ出したら、ひとつ片付ける!」などと、口うるさく言う私。そして、台所に入って思う。これを見てるんじゃあ、子どもたちが片付けるワケもないよなぁ…。
 商品が届いた分のカタログ『ライフ』は、古新聞と一緒にしておきましょうよ。ダメダメ、隙間に次々と突っ込んでおいちゃ。学校からの手紙、幼稚園からのお知らせは、読んだら読みっぱなしでそこいら辺に放置。洗った鍋は仕舞わずに次の出番を待っているし…ともかく、台所がスッキリ片付いているということはまれ。
 他に個室を持たない主婦の私としては、台所が自分の部屋みたいなもの(家事が好きという訳ではないので認めたくはないけれど)。そこがゴチャゴチャ散らかっているのに、子どもたちに向かって『自分の部屋くらいキレイに!』とは言えない? まずは、自ら行動して手本となるべき?…だよね。
 アメリカの雑誌の翻訳版に、子どもに言っても、最も無駄なセリフは『アンタの部屋は豚小屋』だと書いてあった。私も散々言われました。でも、「だから?」と思っていました。私は別に、豚小屋でも構いませんけど? 何かご迷惑かけてますかね? といつも心の中で親に反論していました。そう、片付け上手な親の子は、やはりキチンと片付ける。育てたように子は育つ。ああ、お小言を百並べる前に、自らを糾していきましょう…。


 今月は『血液サラサラ』の代表選手(?)らっきょう漬け。
 酢を使わないのに甘酢らっきょうができてしまうという、『おひさま らっきょう』のレシピを西京都共同購入会の徳田宏子さんからいただきました(『現代農業』'03年7月号に掲載されていたレシピだそうです)。

・材料
 らっきょう 2kg
 水 1升(1.8リットル)
 塩 1合(180g)
 砂糖 1kg

・作り方
1)薄皮を剥いたらっきょうを瓶に入れ、煮溶かして冷ました調味液をらっきょうの上まで注ぐ。
2)瓶を1カ月くらい、なるべく日に当てる。とろっと澄んでくると食べごろ。
3)漬けあがれば涼しいところで保管する。

 鳥取県で自然農法にも取り組まれている徳田さんは、らっきょうもご自分で栽培されているそうです。できあがった『おひさま らっきょう』は、温かいご飯に載せて焼き海苔で巻いて食べるとよりおいしいそうですよ!!
 材料を1/10にして、牛乳瓶などで試してみては?というコメントもありました。
(文:本田香苗・絵:剣崎牧・コーナータイトル:やまおかしほ)