ひこばえ通信
2006年3月号(第236号)

こんなん観ました
一村さち子(編集委員/ひこばえ)

 まだ、これからこの映画が公開される地域も、わりとたくさんあるので、内容についてはふれないでおくことにしますね。

▲『ホテル・ルワンダ』シネ・ヌーヴォ(大阪市西区九条・06-6582-1416)で3月24日までモーニング(10:40〜)ロングラン上映中。本紙持参のよつ葉会員さんに限り前売料金(1500円)で入場させてくださいます。
 私が2番目にすきな歌手のアストラッド・ジルベルトは『Aruanda』という曲の中で、「ルアンダから来て、アルアンダへいくの。ダイアモンドの砂と黄金の太陽が輝き、夢のような時間が流れるアルアンダへ私をつれていって。そこでは誰もあくせくしないし、心配事なんて無い、安らかな生活が待っていてくれる。悲しみは彼方へ追いやって、すてきな楽園がむこうに広がっている、アルアンダへ私をつれていって」と歌っているんですが、1965年作のこの曲を聴くたびに、語感から連想されるせいか、1994年のルワンダの事を頭の片隅で考えます。
 といっても具体的に何かを考えるわけではなく、『切実に、緊急に、どこかへいきたいのだけれど、どこにもいけない感じ』のイメージの残像みたいなものが浮かぶだけなので、これをちょっと具体的なものに変えてみようかと、日曜の朝早くに起きて、それほど混雑していない映画館の客席に座ることにしました。
 この映画が広がった背景だとか、経緯だとか、現実に起こった事件だとかを何も知らなくても、単純にすごく良い映画だと思います。
 ちなみに『Aruanda』の『A』をとった『Ruanda』は、ルワンダの旧称だそうです。