ひこばえ通信
2006年1月号(第234号)

会員のひとりごと うどんな話
本郷昭子(ひこばえ通信助っ人会議)

 私は讃岐うどんで有名な香川県出身。一時讃岐うどんもブームになり讃岐うどんのチェーンも街中に見かけるようになった。しかし美味しいうどんに飢えている私を満足させるお店はなかなか見つからない。今思い起こせば子どもの頃から1日1回ぐらいはうどんを食べていたように思う。
 地元のうどん屋さんが売っているうどん玉は普通に当たり前に美味しかった。母は買ってきたばかりのうどん玉にしょうゆとネギをかけて食べていた。何かにつけてうどんを食べる我々を見る岡山出身の祖母の目は冷ややかだった。花の高校時代もたまに食べる昼ご飯もうどん屋が多かった。
 東北に住む(香川出身の)友人は出張で高松へ来たとき三度の食事をうどんで済ませようとしたら、同僚に却下されてしまったとのこと。またある高松住在の友人は「新しい職場の近くにめちゃくちゃ美味しいうどん屋を見つけてラッキー、でも店はむちゃくちゃボロで立ち食いやけど毎日サラリーマンが列を作っている。安くてこんなに美味しいうどん屋があって200円でお腹が膨れる幸せやわぁ」こんな話題を耳にするとうらやましくてしょうがない。
 しかしこんな讃岐うどんも好意的な意見ばかりではなかった。学生時代の友人は「讃岐うどんは太くグロテスクで好きじゃない」との感想。あのコシのある太麺はイマイチなのかとカルチャーショックだった。まあしょうがないかな。あの上品な京風うどんや稲庭うどんは確かにうどんなのだが、讃岐うどんが基準となっている私にはちょっと不思議なうどん風の食べ物には違いないから。