ひこばえ通信
2005年8月号(第229号)

新米百姓奮闘記 その(9)
高槻農産・辻本静男

 夏の暑さの中での農作業はきつい。朝早くからのきゅうり、ナスの収穫で汗びっしょりなる。一息つき、きゅうりネットの葉陰で小休止をとる。
 朝の収穫をお手伝いしてくださるメンバーは、二人のおばさんとグループ・ホーム“きらら”で生活されている吉田さんの三人。お茶や冷やしたトマトを食べながらおしゃべりをする。その人の生きてこられた中での話、親しかった人との別離の話などをしみじみと聞かせてもらったりもする楽しいひと時である。ホッとした後、また農作業にとりかかる。
 他に援農ボランティアという形で四人来てくださっている。その人の都合のつく時間でお手伝いしてくださる。お二人は体にハンディをもっておられ、後の二人の方は高齢者の男性とホーム・ヘルパーの仕事の合間にきてくださる女性。それぞれの体の条件、体力に応じて農作業をして下さる。自然の中で、気持ちの良い汗を流して帰られる。お礼はその日の収穫野菜である。無理のない形で続けていってもらえればと思う。
 おいしく、新鮮で安心な野菜作りと共に農作業をとおして、いろいろな人との関わりを地域の中で作っていければいいなあと思っています。