ひこばえ通信
2004年12月号(第221号)

おたより 掲示板
私のオススメ「布オムツ療法」

滋賀産直会員・関あずさ

 3歳の娘と4ヶ月の息子は、「オギャア!」と生まれたときから紙オムツ知らず。
 長女さおり、長男純を取り上げてくれた安保助産師(今年93歳!)は、入院中毎日私や赤ちゃんの衣類やオムツの洗濯をしてくださいました。畳の部屋で、赤ちゃんとのんびり過ごしながら窓から物干し竿にはためくオムツを、幸せな気持ちでながめていたものです。この風景に癒された私は、自宅に戻ってからも布オムツ。
 子連れで外出するようになって、紙オムツの普及率にびっくり!! オムツを何度も替えるのは私だけ!! 外出や夜は紙、という併用派もいるようだが、大っきな荷物は私だけ…。布オムツONLYな母は、絶滅危惧種(笑)らしいです。
 「洗濯大変でしょう?」「そんなに頑張らなくてもいいんじゃない?」「母親業、張りきってるのね〜」などなど、周りの反応はさまざま。まあ、世の中価値感が多様化していろんな考え方が混沌としている現代ですが、オムツひとつとっても、いろんな意見があるようです。
 安保助産師は言いました。「私は昔の人間やし、布オムツがいいと思っとる。紙オムツの原料はよその国の資源や。便利なものの代償に、森林や資源を失う…」。
 確かに環境への影響も計り知れないものがあります。私はこの言葉にすごく重みを感じました。多くの誕生に立ち会ってきた人は、目の前の命だけではなく、遠い国のことにまで思いを馳せることができるのですね。脱帽。
 おかげで私はオムツの洗濯を楽しんでやってきました。育児で疲れても、オムツ洗濯タイムになるとふつふつと母性がわいてきて、「お母さんになったんだなあ〜」と一人悦に入り、笑みなどこぼれ不思議なパワーがみなぎってくるのです。洗濯しながら赤ちゃんの健康チェックができるし、ゴミの日まで汚れたオムツを家に置かなくていい、重たいものをゴミ置き場まで持って行かなくていい、在庫の心配もしなくていい!布なら替える度にささっと予備洗いすれば楽チン。
母親業、張りきってるかしら? ん? 母親になったんだからトーゼンじゃないですか!!! いいじゃないですか、平和で。
「絶対布にするべきよ!」なんて言いません。でも、気が向いたら、子供の衣類など手洗いしてみては…明日への活力が充電されるかも! これを私は布オムツ療法と呼んでいます。使い捨ては便利だけれど、オムツに限らず、ちょっとひと手間かけた家事、育児…楽しんでみませんか?