ひこばえ通信
2004年5月号(第214号)

京都から 「アグロス胡麻郷」法人化にあたって
アグロス胡麻郷・橋本 昭

 「影法師」―この言葉がここしばらくやって来ては去り、又やって来ます。光があって自分がいて後ろに影ができます。自分が動くと影も動きます。影が勝手に動いたりはしません。朝の影 昼の影 夜の影(外灯が作り出す)春の影 夏の影 秋の影 冬の影 自分の身長に比べ三倍以上にも伸びる影 押しつづめたような短い影。
 四国のお遍路の白装束の背に弘法大師の言葉か「二人同行」とかいうのがあったように憶えます。あれはお大師さんと自分あるいはビルシャナ仏(大日如来?)と二人という意味やと思うんやけど、「影法師」が来始めてから自分と影ではないかと思うようになりました。

いのちの匂いのある世の中に

 前置きが長くなりましたが、今般、アグロス胡麻郷は集出荷・農産加工・直営農場・農業生産基盤の管理調整等担う「有限会社アグロス胡麻郷」として平成一六年三月一日より法人化致し、一方で作り手のグループとして「アグロスの会」を立ち上げ今後に期することに致しました。
「アグロスの会」は小さな農業・自給的で、なるたけ自然な作り方、安全でおいしい農産物作りを後継者も含めてやっていこうと改めて募集しましたところ、新規も含めて京都府船井郡日吉町胡麻の地域で六〇軒と成りました。五〜六〇歳代の顔がちょこっ、ちょこと見えるようになりました。まだまだ勉強していかなあかんことだらけですけど、単に安全でおいしい野菜作りだけでなく、いのちの匂いのある世の中にせにゃなあという想いも込めてよつ葉の会員さん、連絡会の皆さん、今までと同様、今後ともよろしくお願い申し上げます。

生産と集出荷を「自分と影」の関係で

自然に働きかけ生産する事が「実」で集出荷の調整は影。アグロスの会が「実」有限会社は「影」、前置きの「自分と影」のような関係で進めていく心づもりです。
花の宴はどこへやら、新緑の風薫る季節、百姓はゴールデンウィークを横目に見ながら田植えに向かい、野菜モノの種まき、植え付けへと邁進しているところです。すがすがしい季節を存分に過ごして参りたいと思てます。皆様もご自愛下さい。


▲(有)アグロス胡麻郷設立記念パーティー(3/14)

追伸
*組織再編に伴い、よつ葉の共同購入会「アグロスの会」は「日吉産地直送センター」と改名致しました。これもよろしくお見知りおき頂くようお願いします。