ひこばえ通信
2004年5月号(第214号)

野良仕事のひとりごと
出羽の里・東風会 庄司 小右衛門

猫 その後

 前回猫をダシにして健康に関した話題でしたが、食事療法中の猫の後日談です。
 何とか走れるようになった猫は冬の終りを感じたのかそわそわし始めたので避妊手術をする事にしました。動物病院数件へ電話したものの協定料金なのか同じ額だったので、新しくて設備の整ったところに手術をお願いしました。
 手術後3日経った頃からどうも様子がおかしい、涙目・鼻水・よだれ・食欲不振等々こんな情けない姿の猫なんていまだかつて見たことがない位ひどい物でした。先の動物病院で診てもらうとウイルス性のもので数日の通院が必要とのこと。院内感染ではと聞いても最近流行のウイルスによるものということで話が噛み合わない。結局入院費向こう持ちで数日の入院となりました。
 その後、幾分症状が良くなった猫と魂消るような額の処置料が手渡されました。内訳は点滴・外用薬・内服薬・インターフェロン入り注射。ン? インターフェロン? 人間だって滅多にお目に掛かれないぞ、とは言っても後の祭り。今にして思うと設備の整った新しい所というのは返済がたっぷりあるということかなと妙に納得してしまいました。
 もとを正せば猫本来の食餌を採らなかったことから始まった騒ぎですが、人間より遥かに小さい体重ゆえに症状が速く出たのではないでしょうか。アトピーや花粉症といったものが子供に多いのは、大人より体重が少ないためと考えられます。
 旬の物やなるべく添加剤の入っていない物を選んでいれば我が家の猫のような憂き目に会わないで済むかもしれません。1から10までそのような物を揃えるのは現代社会では不可能に近いと思いますが、一番多く口にする主食と水にこだわることで対処できると思います。米なら特別栽培のもの、パンなら無添加・自然酵母のもの、うどんは漂白剤を使っていないもの。また水はカルキ抜きポットの使用や性能の良い浄水装置というような選び方が実際的で良いかなと思います。猫を通して垣間見えた食生活の歪みといったところでしょうか。

子供のけ 大人群がる 遊園具        笑止